板垣伴信氏 追悼企画。「勝つ」ことにこだわり,モノ作りに執着したゲーム開発者人生を辿る ビデオゲームの語り部たち:第44部 ライター:黒川文雄 ライター:大陸新秩序 12→ 「ビデオゲームの語り部たち」第44部は,2025年10月に急逝した板垣伴信氏の,ゲーム開発者人生を辿るものだ。 2011年ヴァルハラゲームスタジオにて 人は生まれ,そして,いつか死んでいく。その人生は神様からの「借り物」という人もいれば,「遊び場」という人もいる。「人生は,死ぬまでの暇つぶし」などという言葉もある。古代中国の思想では,「生は寄(き)なり,死は帰(き)なり」,生きていることは仮の宿に住むことであり,死こそ本来の住まいという考えも存在する。 では,板垣氏にとって,人生の旅はどのようなものだったのか。それは,常に「勝つ」ことを至上としていた人生であり,もしかすると「板垣伴信」自身との戦いだったのかもしれないと

