最近、久々に腹が立ったことがある。 近頃ではめずらしい「女だからダメ」という拒絶に直面したからだ。 男女平等とか、男とか女とか、女性差別とか、そういった単語は出来れば使いたくないと思ってきた。まず、聞く人たちが「ああまたか」とうんざりする単語だろうし、使うほうもそうそういきり立って主張しているわけでもないからだ。 しかし定期的に、それも忘れた頃に女性差別は確実にやってくる。その時ふと我に帰る自分がいる。今回はこの青臭い時代遅れの単語を久しぶりに使いたい。 日ごろ一人暮らしの私だが、先日、法要のために実家に帰った。 私は大家族の中で育った。兄や兄嫁や甥や姪がひしめく中、法要が始まった。私は“嫁いでない”ということで“本家の一人娘”という位置にあった。 法要の途中、“長男”がおもむろに「それではここからは男だけで…」と言い出した。甥が「そんなこと言うとまた洋子おばちゃんがうるさいよ」と笑った。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く