香港の実業家、曹其※(ロナルド・チャオ)氏(75)が、日中の将来を担う人材を育成しようと私財1億ドル(約100億円)を投じて「将来のアジア指導者奨学金」を設立した。北京市内で6日に開いた発表会には、日本、中国、香港の関係者ら約150人が集まり、発足を祝った。(※=「金」へんに「庸」) チャオ氏は、香港で衣料製造関連の企業を経営。現在、経営の一線からは退いているが、10代で東京大学に留学し日本人学生と同じ寮に住んで交流を深めた経験から、中国の主要大学に国際学生寮を建設する活動に力を入れてきた。今回、その取り組みを発展させ、私財を拠…