天皇陛下は令和元年10月22日、皇居・宮殿「松の間」で「即位礼正殿の儀」を行い、御即位を国内外にご宣明になられた。 即位礼正殿の儀は国事行為で、天皇陛下の御即位を広く披露するための「即位の礼」の中心儀式にあたる。 儀式には、皇族方や三権の長、知事に加え、191の国や国際機関の代表者など1999人が参列した。 「即位礼正殿の儀」で御即位をご宣明になられる天皇陛下、原典:YouTube 即位礼正殿の儀は午後1時5分、宮殿「松の間」で始まった。 和楽器・鉦(しょう)の合図で参列者が起立すると、玉座「高御座(たかみくら)」と隣の「御帳台(みちょうだい)」の帳(とばり)が開かれた。 両陛下がお出ましになり、天皇陛下は高御座、皇后陛下は御帳台までお昇りになられた。この時の経路は、平成期は参列者の前の廊下を通ったが、今回は昭和期までの経路に戻した。参列者からは見えにくい経路のため、参列者に配慮し30台の