久しぶりのメジャーアップデートとなった「Java SE 7」。Java SE 7では、プログラマがより簡潔にコードを記述できるように言語仕様を変更しています。さらに、将来のJavaで重要となるAPIが追加されました。本特集では、新たに進化したJava SE 7を詳説するとともにJava8に実装される機能を一足早く解説。“これからのJava”を見ていきます。 目次
携帯電話業界の話題の中心といえば、スマートフォンである。ただ、そうはいっても現時点では従来型携帯電話のユーザー数の方が圧倒的に多く、NTTドコモだけでも数千万規模のマーケットが存在する。そしてこのマーケットに向けたモバイルアプリケーションが、iアプリに代表されるJavaアプリだ。 最近は、Java言語で開発されたモバイルアプリとして、Andorid向けのアプリを思い浮かべる人がいるかもしれない。もちろん、Androidの開発環境がJavaの標準パッケージをすべてサポートしているわけではなく、バーチャルマシンも独自であるため、「Java」とひとくくりにしてしまうのは語弊があるかもしれない。だが少なくとも開発にはJava言語を用いることができるため、iアプリなど携帯Javaアプリの開発者にとって、iPhoneよりもAndroidを身近に感じているのは確かだ。 携帯Javaアプリがターゲットとす
Java Programming Language Googleの20%プロジェクトからJava向けの新しい技術「cofoja (Contracts for Java)」が公開された。既存の実装に大きく手を加えることなく、デバッグをより簡単にしてくれる効果が期待できる。バグは些細なコードが起こすものだったりするが、それを追跡して発見するのは時に困難を極める。これは問題が発生した箇所と、実際にバグがある箇所が大きく離れていることが理由になっていることもある。問題発生箇所とバグ発生箇所を近くにまとめることができれば、それだけバグ発見も取り組みやすくなる。 cofojaはこれを簡単に実現するための技術。インタフェースに制約表現を追加可能にするところがポイントとなっており、クラスの実装に手を加えなくてもインタフェースに制約表記を追加することで実行時にチェックできるようになる。ブログに掲載されている
21日(米国時間)、Java Mozilla Html Parserの最新版となるJava Mozilla Html Parser 0.2.0が公開された。Java Mozilla Html ParserはHTMLデータをパースしてJavaドキュメントオブジェクトに変換するためのパッケージ。Mozillaで採用されているHTML Parserに対するラッパパッケージになっており、Webブラウザと同じクオリティレベルでのパースが可能という特徴がある。 0.2.0はパフォーマンスの改善が実施されているほか、エンコーディング関連のバグが修正されている。Java Mozilla Html ParserはもともとDapperにおける開発の一部として取り組まれたもの。ラッパライブラリでありすべてJavaで開発されたわけではないのでビルドやデプロイは若干手間だが、WindowsやLinux、Mac OS
Javaプラットフォームの包容力 先週、記者はJavaOne取材でサンフランシスコにいたため、個人的に気になったのは、Java関連のニュースだ。 中でも印象に残ったのは、Java VM上に実装したRubyの処理系「JRuby」の開発者が、JRubyのほうがCで書かれた本家のRubyよりも動作が速いと話したことだ。 “Java”といったとき、一般的には言語としてのJavaを指すが、サン・マイクロシステムズ自身はJavaテクノロジー、Javaソフトウェア、Javaツールなどの名称を使い分けている。言語としてのJavaは、Javaテクノロジー全体のもっとも重要なピースの1つではあるが、一部分に過ぎない。JRubyやJythonといったほかの言語の処理系がJava VM上で高速に動くとなると、“Java”を使うことのメリットはJavaという言語が持つ良さにとどまらず、Java VMのパフォーマンス
教育界、技術者コミュニティでJava言語の教育と啓蒙に長年携わってきた 筆者が、独自の視点からJavaの面白さを掘り下げていく。(編集局) 注目を浴びるJavaScript JavaScriptが世に広まって10年近くたちますが、最近話題に上ることが多くなってきています。なぜ、いまさらJavaScriptが注目を浴びているのでしょうか? JavaScriptはECMA(ヨーロッパ電子計算機工業会)によって、ECMAScriptとして標準化されていて、Standard ECMA-262 ECMAScript Language Specification 3rd edition (December 1999)や、Standard ECMA-357 ECMAScript for XML (E4X) Specificationといった仕様が公開されています。これらの仕様を見て分かるように、Java
Javaの世界においてホットな話題といえばスクリプト言語。このなかでもJava言語と近い文法をもつGroovyはJavaデベロッパにとって親しみやすいだろう。このGroovyを使い、Ruby on Rails(以降、RoR)に触発されたフレームワークとしてGrailsが開発された。JavaOneにおいてOracleがサポートを表明するなど、エンタープライズでの利用も進みそうだ。本稿ではGrailsを使って小さなアプリケーションを作ってみる。 Grails 0.2 登場 The Grails teamは14日(米国時間)、Grailsの最新版となるGrails 0.2を公開している。Grailsは、Groovyを使ってRoRとよく似たWebアプリケーションシステムの開発環境を提供するツール。GroovyはJavaで実装され、Javaに近い文法を持つスクリプト言語で、JSR-241として標準化
WebアプリケーションフレームワークWicketが正式リリースされたのは2005年の6月。まもなく1年を迎ようとしている。Wicketは、Webアプリケーションの開発を容易にするため、それまでのフレームワークとは一風変わったアプローチを取っていることで注目された。Wicketの現在の最新版はバージョン1.1.1であり、6月には様々な改良が加えられたWicket 1.2がリリースされる予定になっている。本稿では、そのWicketを使用して簡単なWebアプリケーションを作成する方法を紹介する。 Webアプリケーションフレームワーク いわゆるWebブラウザから操作するWebアプリケーションを開発する場合、いちからすべて作成するということはまずない。まず基本となるWebアプリケーションを決め、実現したい機能から必要になるライブラリをそろえ、それらを組み合わせてシステムの開発をおこなう。 Javaを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く