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2023年4月28日のブックマーク (3件)

  • 浮動小数点数を分かりやすく解説

    浮動小数点数とは、コンピュータにおける数値を表現する方法の一つで、主に小数点を含む数値を表現するときに利用されています。 浮動小数点数の形式浮動小数点数は次のように「符号」「指数部」「仮数部」の形式で表現します。※32ビットの例 符号:正の数が0、負の数が1指数部:2nのnの部分を2進数表記にした値を格納(負の数の場合は2の補数を使用)仮数部:正規化した小数点以下の値を格納 浮動小数点数の「仮数部」には小数点以下の値が入り、指数部には2nのnを2進数にした値が入ります。 正規化とは浮動小数点数の仮数部には正規化した値(小数点以下の値)が入ります。正規化とは、小数点の位置を調整し最上位桁を0以外の値にする作業のことです。 スポンサーリンク 次の図は正規化のイメージ例です。 「0.036×10-2」「0.00036×100」「0.0036×10-1」は同じ値です。この値を「0.36×10-3」

    浮動小数点数を分かりやすく解説
  • 組み込みCPUって小数の計算ができないの!?

    という話題について。 INTELやAMDやARMだとか、パソコンやスマホに入っているCPUは計算能力に特化しているので、整数も小数も超高速に計算できます。 が、組み込み用途で使うようなCPU(マイコン・MPU)なんていうのは非常に貧弱なため、全然違います。 組み込みマイコンでも高い部類(千円に近い値段)のものは浮動小数点のハードウェアを持っているのでそれなりな速度で計算できますが、 普通の安いマイコンではそもそも浮動小数点のハードウェアを持っていません。 つまり、整数計算しかできません! それもスマホやPCみたいに64bitなんてのではなく、16bitや下手したら8bitだったりします。 要は、小数の計算が出来ないどころではなく、整数の計算すらしょぼいのです。 8bitのマイコンでも32bitなどの大きな数値を計算することは出来ますが、「8bitごとに足し算して繰り上げて上の桁の計算に使用

  • 固定小数点プログラム開発の手間を省ける組み込み機器向けDSPコアを開発 ──15人日でMP3デコーダを開発可能に

    固定小数点プログラム開発の手間を省ける組み込み機器向けDSPコアを開発 ──15人日でMP3デコーダを開発可能に 小林士朗 ●浮動小数点はディジタル信号処理と相性が良い 自然界の信号は実数で表現されます.これを有限なビット数でいかに正確にモデル化できるかが,信号処理の品質を決定します.モデル化の正確性は,算術方式ごとに異なります.そのため,ディジタル信号処理において,どのような算術方式を用いるかは非常に重要です. 浮動小数点と固定小数点を用いた場合,どの範囲の数値を表現できるか(値域)を図2に模式的に示します.仮数の語長が有限なので,表現可能な数値は離散的になります.これはどちらの算術方式でも同様です. 指数を持つ浮動小数点データ・フォーマットは,広い値域を自動的にカバーします.指数の語長の有限性は,カバー可能な値域の広さとして現れます.図2を見ると,0の近傍にも表現できない値域が存在しま