座礁事故、重油回収続く 1000トン流出、賠償も焦点―モーリシャス沖 2020年08月12日07時08分 10日、モーリシャス沖で座礁した貨物船から流出した重油(EPA時事) 商船三井が手配した貨物船「WAKASHIO」による燃料流出をめぐり、現場のインド洋の島国モーリシャスで重油の除去・回収作業が続いている。事故で約1000トンの重油が燃料タンクから漏出して一部が海岸に漂着し、観光を主要産業とする同国の自然環境への深刻な打撃が懸念されている。被害の賠償責任も今後の焦点となりそうだ。 〔写真特集〕モーリシャス沖で重油流出 これまでに、破損していない燃料タンクから約1020トンと、流出した油のうち約460トンを回収した。船内に残る重油約1600トンと軽油約200トンの回収を急ぐ。 事故を起こしたのは長鋪汽船(岡山県笠岡市)が所有する大型ばら積み船。現地時間7月25日に座礁し、8月6日に重油流