現在、ブロードバンドのインフラ整備が進んでいるが、その一方で、ブロードバンド向けコンテンツ・サービスの不足が指摘されている。そこで総務省は、地域社会・地域生活における実際のニーズに合致したブロードバンド・コンテンツの制作・流通を活発化させることにより、ブロードバンド利用の活性化と地域発コンテンツの充実を図ろうと、2002年12月に「地域メディアコンテンツ研究会」の設置を発表した。同研究会では「地域生活レベルでのブロードバンド・コンテンツ制作・流通に関する先端的な取り組みの実態や諸課題を調査・検討し、ブロードバンド・コンテンツに関する潜在的ニーズの把握を図ることで、ブロードバンドネットワークの整備に対応した地域での多様なコンテンツ制作・配信の促進に資する」ことを目的としている。 研究会における具体的な検討課題はこれから明らかになるであろうが、単に地方自治体からコンテンツ制作の発注を受けた企