ここは何処? わたしは誰??? 「わたしは誰???」は、ご自分で考えていただくとして、「ここは何処?」について考えてみましょう。 一般的に、場所は○○県△△市□□町××番地と表現され、郵便や宅配便も届きます。 しかし、幾何学的な計算を行う衛星の位置計算では「ここは何処」を数値で表現しなければ計算ができ ません。 経度、緯度、高さ 地面の上で生活しているとき便利な場所を表す方法としては、北緯や東経などの経緯度があります。 地上ではあまり意識しませんが、海上の船の位置などは近くに島などの目標物がない場合 でも経緯度で表現すれば1点に定まります。 また、海面や平地では気にしませんが、山の上や飛行機の位置を示すためには高さの情報も必要になります。 一方、衛星の位置を表す軌道要素で使われている表現は、地心赤道直交座標(空間に固定された座標)と呼ばれるもので、地球の重心を原点に赤道平面で春分点方向をX