法的に別姓で結婚できないのは、世界で日本だけ―。結婚後もそれぞれの姓を名乗ることを選べる「選択的夫婦別姓制度」をめぐり、経済界を含め、実現を求める声が根強くあります。事実婚を選んだ別姓の夫婦と娘の3人家族に、思いを聞きました。 【画像】選択的夫婦別姓の法制化を…“ジェンダー平等”目指し新団体設立 東京都に住む、黒川とう子さん(50、仮名)と根津充さん(50、仮名)。中学生の娘の黒川ひかりさん(仮名)と一緒に、家族3人で暮らしています。2人は夫婦となって17年目ですが、お互いの姓は変わらないまま。別姓の夫婦として事実婚を選択しました。 黒川さん 「慣れ親しんできて一緒に生きてきた名前を変えなきゃいけないのが、すごく違和感と、嫌だなという思いがあって」 根津さん 「名字をどっちか変えなきゃいけないような話は、確かにそれはおかしいし…」