【ロンドン時事】韓国は、日本製ステンレス棒鋼に対する反ダンピング(不当廉売)関税を国際貿易ルール違反とした世界貿易機関(WTO)紛争処理小委員会(パネル)の報告書を不服とし、最終審に当たる上級委員会に上訴した。 ジュネーブ駐在の通商当局者が25日明らかにした。 日本が2018年に韓国をWTO提訴。パネルは20年11月に日本勝訴の判断を示した。日本は25日に開かれたWTOの会合で、韓国の上訴を批判した。
WTO事務局長選の結果について、加盟国代表に通知するために会場入りしたウオーカー一般理事会議長(中央)ら=28日、スイス西部ジュネーブ(共同) 【ジュネーブ共同】世界貿易機関(WTO)が事務局長選でナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相(66)を推薦することを明らかにした28日の非公式加盟国代表会合で、発言した27カ国・地域のうち、米国だけが対抗候補の兪明希・韓国産業通商資源省通商交渉本部長(53)への支持を表明した。 今後は、新事務局長の正式承認を目指す11月9日の一般理事会に向け、韓国側の出方が焦点になる。仮に韓国候補が撤退を決めても、米国がオコンジョイウェアラ氏選出に同意しない場合、事務局長不在が長期化する事態も視野に入ってきた。
WTO事務局長選に出馬した兪明希氏(手前)と韓国の文在寅大統領=2019年11月、韓国・釜山(聯合=共同) 政府は、韓国とナイジェリアの2人に絞られた世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選を巡り、韓国候補を支持せず、ナイジェリアの候補を推す方針を固めた。韓国は日本による輸出規制強化を不当としてWTOに提訴しており、韓国候補が当選した場合、紛争解決手続きの公平性に影響しかねないと判断したもようだ。複数の政府関係者が25日、明らかにした。 近くWTO側に日本の立場を伝える。WTOは各加盟国にどちらを支持するか聞き取りし、11月上旬までに次期事務局長を選ぶ予定だ。 最終候補は、韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長と、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く