道南の八雲町で21日、「金魚ねぷた」と呼ばれる金魚をかたどった小さなあんどんをつくる催しが開かれました。 この催しは子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと八雲町の教育委員会が開き、会場の公民館には、およそ30人の親子連れが集まりました。参加した人たちは青森県弘前市のねぷた絵師成田幻節さんの手ほどきを受けてまず、直径12センチの球状に組んだ竹の骨組みに、紙をはり付けてあんどんの形を作りました。 このあと、墨で目の部分を描いたり、紙にろうを塗って赤や緑などの塗料で色づけしたりして、2時間ほどでかわいい「金魚ねぷた」を完成させました。中に豆電球を入れて灯りをともすこともできます。 小学5年生の女の子は「去年も作りましたが、今回のほうが上手にできました。家の玄関に飾ります」と話していました。 30代の母親は、「去年、娘が作った金魚ねぷたを見て、自分も一緒に作ろうと思い参加しました」と話し
札幌市の石油販売会社が、JR函館駅前に新たに18階建てのホテルを建設することになりました。 函館駅周辺では、北海道新幹線の札幌延伸を見据えホテルの建設が相次いでいて、業者間の競争の激化を懸念する声も聞かれます。 JR函館駅前に新たにホテルを建設するのは、不動産業も営む札幌市の石油販売会社です。 函館駅前にある函館朝市の駐車場に地上18階建て、客室数175室のホテルを建設する計画で、ことし秋に建設に着手し、再来年8月の開業を目指しています。 地元のホテル旅館業の組合によりますと、函館駅周辺では、北海道新幹線の札幌延伸を見据えホテルの建設が相次いでいて、このホテルを含め、再来年までに6つのホテルの建設が予定されています。 増築するホテルもあり、駅周辺のホテルの客室数は、再来年までに1600室余り増加する見通しです。 函館ホテル旅館協同組合の遠藤浩司理事長は、「建設ラッシュが続くことで業者間の競
20日午後、函館市の山林で山菜採りをしていた男性がクマに襲われ、額や足などにけがをして市内の病院で手当てを受けています。 男性の命に別状はないということで、警察は周辺の住民に対し、クマへの注意を呼びかけています。 20日午後4時すぎ、函館市鉄山町の山林で1人で山菜採りをしていた市内に住む大工、村山和廣さん(66歳)がクマに襲われました。 自力で下山した村山さんを通りかかった人が見つけて消防に通報しました。 村山さんは額と左足にけがをしていて市内の病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。 現場は、函館市中心部から北東におよそ18キロ離れた道道沿いの山林で、クマは2頭いたということで、警察や猟友会が行方を探しています。 警察や市が周辺の住民に対し、クマへの注意を呼びかけています。 函館市農林水産部の長谷川岳志主査は「クマは見つかっておらず、遠くに行ってしまったかもしれない。
海底の地層などを調査する深海調査研究船「かいれい」が函館港に入港し、21日から一般公開が始まりました。 深海調査研究船「かいれい」の道内での一般公開は平成16年に続いて2回目です。 21日は公開に先立って、船を所有する国立研究開発法人「海洋研究開発機構」と函館市などとの間で研究施設を相互に利用する協定が結ばれました。 その後、操舵室や7000メートルの深さまで潜ることができる無人潜水艇のオペレーションルームなどが公開されました。 「かいれい」は発生させた音波の反射で海底の下の地層を調べる装置も備えていて、地震メカニズムの解明などで多くの研究成果を残しています。 「かいれい」の漁野伸哉船長は「多くのお子さんに海洋や海底について色々なことを感じてもらって、科学者や船員になる希望を持っていただけるとありがたい」と話していました。 船を見学した函館市の小学6年生の女の子は「無人潜水艇のオペレーショ
JR函館駅前広場で、観光客を出迎える花壇の整備が進んでいる。20日は市民ボランティアも参加して色とりどりのパンジーを植え、周囲ではチューリップが徐々に咲き始めた。大型連休から5月中旬にかけて、花盛りとなりそうだ。 函館市の函館駅前花いっぱい業務を受託する桔梗造園(石川町、山本久明社長)とNPO法人「スプリングボードユニティ21」(折谷久美子理事長)による作業。3カ年の最終年度で、今年は「輪」をテーマに曲線主体の区画とした。 チューリップは昨年秋に6400球を植え、赤やピンク、紫など5色。順調に成長し、一部が咲き始めた。パンジーも5色、9800株を植える。大型連休にはチューリップがほぼ咲きそろいそうで、パンジーのボリュームも増す5月中旬ごろにかけて見頃のピークとなりそうだ。 花の配置などを担った同社の佐橋侑平さん(28)は「春らしく、華やかにしたいとカラフルでにぎやかな配置にした。秋に植えた
渡島総合振興局は今年度、外国人観光客の受け入れや海外向け商品開発に取り組む企業、自治体に、管内の外国人から助言をもらう「おしま食・観光・海外戦略推進外国人アドバイザー」を派遣する。道内14振興局で初の取り組み。国によって異なる習慣や食文化など、一般的な外国人の目線に立った受け入れ体制の充実を図ることを目的に、アドバイザーの委嘱を進めていく。 同振興局では昨年度、管内の旅館や観光施設など9事業所を対象に、観光や経営に詳しい専門家を派遣する事業を実施した。また、食と観光のブランド化をテーマに各担当課の職員の連携を深める庁内横断チーム「おしま海外戦略CFT」を設置。外国人観光客のさらなる誘致に向け体制を強化する上で、企業や団体に、管内に住む一般的な外国人の視点を取り入れ、事業に生かしてもらおうとアドバイザーの制度化を決めた。 アドバイザーは訪日外国人の大半を占める台湾や中国などのアジア圏出身者を
国立研究開発法人海洋研究開発機構(横須賀市、JAMSTEC=ジャムステック)が所有する深海調査研究船「かいれい」が函館港に寄港し、21日に市国際水産・海洋総合研究センター前の弁天岸壁で初の一般公開があった。世界の海で活躍してきた研究船の内部を一目見ようと、2200人が訪れ、大盛況。22日も午前9時~午後1時に一般公開する。 市はジャムステックの研究船一般公開の開催に応募し、昨年7月には、海底広域研究船「かいめい」が函館港に寄港、1267人もの市民が船内見学に訪れた。今年度も同じ制度を使い、弁天地区水深6・5メートル岸壁に停泊できる調査研究船の一般公開を要望し実現した。 かいれいは1997年竣工(しゅんこう)で、横須賀港が母港。総トン数4517トン、全長106メートル、幅16メートル、深さ7・3メートル、喫水4・7メートル、定員60人(乗組員38人、研究者など22人)。無人探査機「かいこう」
アパホテルを展開するアパグループ(東京)は20日、函館市大手町の「アクアガーデンホテル函館」を取得し、函館に初進出すると発表した。5月31日に「アパホテル函館駅前」として開業する予定で、その後は同社が提唱する新都市型ホテルの仕様に向け、順次リニューアルを進めていく計画だ。 建物は鉄骨造り地上9階建て。延べ床面積3717平方メートルに客室128室ほかレストランを備える。JR函館駅から徒歩5分で、函館朝市やベイエリアなどの観光名所も近い。 オープンに合わせ、全客室に50型以上の大型液晶テレビの設置や高速のWi―Fi(無線LAN)環境整備、寝具を高級羽毛布団仕様に変更するなどのリニューアルを進めていく。また予約状況などを踏まえ、できるだけ早い時期にエントランスやロビーなどの改装工事にも着手するという。 同社は函館進出について「北海道新幹線開業により、ビジネスや観光客、インバウンド需要の期待が高ま
記者会見で固い握手を交わす北斗市の池田市長〈右〉とサッポロビールの高島社長(東京都中央区にて)。 先月発表された国土交通省の公示地価で最も地価が上昇した住宅地のベストスリーはすべて北海道倶知安(くっちゃん)町。報道によるとリゾート従業員の住宅地や海外富裕層らの別荘地としての需要が増えているらしい。お隣のニセコ町とともに現地一帯は外国人を魅了する「リゾート観光地」の魅力をさらに増しているようだ。 その倶知安町の北約30キロ先は石狩湾に面した余市町。朝の連続テレビ小説「マッサン」のモデル・竹鶴政孝夫妻のニッカウヰスキー創業地として一躍有名になったが、ワインづくりを核とし産業・観光振興を目指す「ワインツーリズム」にも熱心に取り組んでいる。お隣の仁木町とともに、国の「ワイン特区」に認定。ワイナリー10軒ほどが集積する。 仁木町には東京の広告会社が町当局の全面的バックアップを得て、広大な農地を取得し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く