【リオデジャネイロ共同】ブラジル司法当局は5日、昨年開催されたリオデジャネイロ五輪を巡り、開催都市決定で投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員を買収するため、ブラジル側から200万ドル(約2億1700万円)が支払われていた疑いがあると明らかにした。ブラジル・オリンピック委員会のヌズマン会長らを調べているという。 地元メディアが報じた。この疑惑は最初にフランス当局が捜査に着手。2016年五輪の開催都市を決めた09年のIOC総会の投票前に、IOC委員だったラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子にブラジル企業から200万ドルが支払われた。