「都民ファーストの会」の事務総長を務めた小島敏郎氏が、公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)の容疑で小池百合子東京都知事(71)を刑事告発した。小池氏の“学歴詐称工作”に加担したことについて、小島氏が後悔を語ったのは「文藝春秋」5月号の記事だった。「小池さん、これ以上、周囲の人を巻き込み、共犯者を作らないでください」と語りかけた小島氏の真意とは。 ◆◆◆ 隠蔽に加担した側近たちを厚遇 (小島氏が加担し、エジプト大使館のFacebookに掲載された)カイロ大学声明が発表されたことで、学歴詐称疑惑は、見事に鎮火されました。都議会自民党も「小池都知事のカイロ大学卒業証書・卒業証明書の提出に関する決議案」から降り、対抗馬も立てませんでした。実質的に小池さんを推薦したのと同じです。小池さんは再選を果たしましたが、自民党の二階さんや都連には大きな借りができた。その結果、自民党寄りに変節していったのでしょう。