広島原爆の日の式典、周辺での「平和運動」を締め出しへ 公園一帯で「入場規制」、プラカードやのぼりは禁止 8月6日の広島市の平和記念式典で、原爆ドーム周辺を含めた平和記念公園の全域に入場規制を広げる市の方針が波紋を広げている。メイン会場から離れたエリアも手荷物検査を受けないと入れず、プラカードやのぼりの持ち込みを禁止。安全対策を理由とするが、法的根拠はなく行きすぎた表現規制との懸念も。背景には近年の平和行政の変質も指摘される。(山田雄之、山田祐一郎)
Published 2024/04/24 19:32 (JST) Updated 2024/04/24 19:33 (JST) 広島市の松井一実市長は24日の記者会見で、8月6日の原爆の日に開く平和記念式典について「(多くの人に来てもらうため)招待するという基本を貫けたらと思っている」とし、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルを例年通り招待すると述べた。 イスラエルの招待は、ウクライナ侵攻で招待しないロシアやベラルーシと対応が異なるとの指摘が出ており、ダブルスタンダードに見えるとの質問に「あなたの解釈です」と声を荒らげる場面もあった。 松井氏は、2006年の式典以降、紛争地域であるかないかにかかわらず、全ての駐日大使や各国の代表者に招待状を送付していると説明した。
広島市の松井一実市長が、市の職員研修で戦前・戦中の「教育勅語」の一部を引用していることを受け、広島弁護士会(坂下宗生会長)は13日、「広島市長に対し、教育勅語の引用が誤りであったことを認め、引用することをやめるよう求める」とする会長声明を発表した。 声明では、教育勅語が1948年の国会決議で失効していると指摘。国民主権に基づく憲法や教育基本法に反するとして、憲法尊重擁護義務を負う公務員である市長が、公務員の研修に用いることを「明らかに誤り」とした。 教育勅語が国民を戦争へ動員する思想統制に利用されたとして、市長が「評価してもよい部分があった」としたこと自体に大きな問題があるとし、「戦争の歴史、その背景を理解し、平和都市広島の市長としてふさわしい言動がなされるべきだ」と求めた。 市内で記者会見した坂下会長は「今年度の研修でたまたま使ったのではなく、継続的に使っており、ショッキングな思いを抱く
「教育勅語」の一部を職員研修資料に使用し続ける意向の松井一実市長を批判する「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」の岸直人さん(右)ら=広島市役所で2024年2月16日午後3時56分、武市智菜実撮影 広島市の職員研修で松井一実市長が「教育勅語」の一部を職員研修資料に使用していることを受け、市民団体らが16日、研修に参加した職員の感想や研修の様子を収めた動画を明らかにした。団体が市に情報公開請求し開示された。団体は同日、引用の撤回を求める要請書を市研修センターに提出した。 提出したのは「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」と日本ジャーナリスト会議(JCJ)広島支部。両団体は2023年12月にも抗議文を提出している。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
広島市の新規採用職員研修で松井一実市長が戦前・戦中の「教育勅語」の一部を研修資料に引用していたことをめぐり、14日の市議会総務委員会で質疑があった。市は幹部を含む職員も研修資料を事前に確認していたと説明し、今後も引用を続ける考えを示した。 資料では「生きていく上での心の持ち方」という項目で教育勅語の一節を英訳と共に引用。市によると、松井氏は市長就任翌年の2012年から毎年、引用を続け、講話をしている。 質疑では、傍聴していた門田佳子市議(無党派クラブ)が「研修資料は誰もチェックをしないのか」と質問した。これに対し、阪谷幸春企画総務局長は「研修センターの職員、所長がきちんと確認している。市長の資料についても、単なる数字の確認ではなく、内容まで見ている」と答え、内容に疑義がある場合は局長にも報告があると説明。「市長の考えがおかしいと思えばきちんと議論し、結論を出して市政を進める」と話した。今後
Published 2023/12/11 17:44 (JST) Updated 2023/12/11 17:58 (JST) 広島市の新規採用職員研修で、松井一実市長が戦前の「教育勅語」の一部を研修資料に使っていたことが11日、市への取材で分かった。市長就任翌年の2012年から毎年使用していた。教育勅語は軍国主義教育の柱だった文書で、専門家は「現行憲法の理念に反し、不適切だ」と指摘した。 22年4月の新人研修で配布された資料は、全19ページのうち「生きていく上での心の持ち方」と題した6ページ目で「先輩が作り上げたもので良いものはしっかりと受け止め、後輩につなぐことが重要」とし、教育勅語を使用。「爾臣民、兄弟に、友に」と博愛や修学、公益を説く部分を英訳付きで掲載した。松井氏は職員への講話でこの資料を使った。23年も同じ部分を引用したという。 松井氏は使用の意図について「教育勅語そのものを再
広島市教育委員会は、中学生向けの平和教材から、米国の水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」の記述を削除することを決めた。被ばくの実相が十分に伝わらないとして、2023年度から別の内容に差し替える。授業では今後も取り上げるという。 市教委の平和教材を巡っては、漫画「はだしのゲン」の掲載取りやめも決まっており、日本被団協などが撤回を求めている。 市教委によると、第五福竜丸の記載がなくなるのは、中学生向けの「ひろしま平和ノート」。核兵器を巡る世界の現状をテーマとする章の冒頭で、第五福竜丸について紹介。問題の概要のほか、被ばく半年後に亡くなった無線長の久保山愛吉さんが残した「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」という言葉を写真とともに載せている。
元教員や日本会議の会員たちでつくる市民団体「広島の原爆被害を考える会」は16日、漫画「はだしのゲン」を広島市立学校の平和教育の教材から削除する市教委の方針について、評価する文書を提出した。 文書は、削除を支持した上で、市教委に「明瞭な削除理由の開示と毅然(きぜん)とした態度表明」を求め、学校図書室での閲覧にも反対する内容。井上宝護代表(79)=佐伯区=たち15人が市教委を訪れ、中谷智子指導担当部長に渡した。井上代表は報道各社の取材に「子どもに読ませたくない。教育現場で使用されないように監視する」と述べた。 これに対し、中谷担当部長は取材に「ゲンが平和教育にふさわしくないと否定しているわけではない」と説明した。 (2023年3月17日朝刊掲載)
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く