「週刊新潮」の発売前日に速報が届く! メールマガジン登録 デイリー新潮とは? 広告掲載について お問い合わせ 著作権・リンクについて ご購入について 免責事項 プライバシーポリシー データポリシー 運営:株式会社新潮社 Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。
食品添加物を混ぜて「かつおだし」をつくり、味覚を壊す「黄金トリオ」を説明する安部さん(左)=2016年、熊本市内で(c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 食の専門家が実践する 知っておきたい! 食材選びや調理法(週刊朝日 2018年2月16日号より) 「食と健康」に関する情報は、人々の関心も高い。そのうち食に対しては安全性や信用性の“目利き”を期待しているのではないだろうか。食の専門家が日ごろ実践する、健康寿命を延ばす食品や食材の選び方を解説します。 【知っておきたい!食の専門家が実践する 食材選びや調理法】 『食品の裏側』(東洋経済新報社)の著者で食品ジャーナリストの安部司さんは昨年6月、加工食品診断士協会を立ち上げ、添加物や加工食品の専門知識を認定する民間資格の取得講座を始めた。すると、飲食店関係者や医療従事者だけでなく、子育て中の主婦からも申し込みがあり、その反響に驚いた。 安部
ドナルド・トランプ米大統領の誕生によってTPP(太平洋経済連携協定)は崩壊しましたが、日本の食の安全への脅威はますます強まっています。バラク・オバマ前大統領は日本がTPPに参加する条件として、「サイドレター(TPP交渉参加国との間で作成する文書)」の履行を日本に求めてきました。安倍晋三首相がこれに同意したことから、ぎりぎりになって日本はTPPへの参加が認められたのです。 アメリカファースト(アメリカ第一主義)を前面に打ち出すトランプ大統領は、TPPは米国の利益を損なうとして離脱し、実質的にTPPは解体しました。当然、サイドレターの履行を日本が行う必要はなくなったわけです。 ところがトランプ米政府は、TPPに関係なくサイドレターの履行を日本に求めているのです。先日の日米首脳会談でも、トランプ大統領はサイドレターの履行を安倍首相に求めたと伝えられています。サイドレターというのは、TPP実効のた
あるスーパーで、「6枚100円」を切る激安の食パンが売られていた。食パンの相場は、6枚150円前後。その原材料名表示を見ると、次のようになっていた。 原材料名:小麦粉、砂糖混合異性化液糖、ショートニング、食塩、パン酵母、脱脂粉乳、乳化剤、酢酸Na、イーストフード、V.C、(原材料の一部に小麦、乳、大豆を含む) 激安のカラクリは小麦粉の質と添加物にある。 小麦粉は含有する灰分(かいぶん:ミネラル)の量によって、特等粉、1等粉、2等粉、3等粉、末粉まである。食パンは灰分量が少ない1等粉を使用するが、学校給食のパンなどは安い3等粉を使用している。激安パンも同様だ。 3等粉を使えば安いパンが作れるが、大きな不安がある。3等粉は、残留農薬が最も付着している小麦の外皮に近い部分が使われている。激安パンに使われる小麦粉の原料となる小麦は、米国産が大半。これらは現地で船積みされる前に、有機リン系殺虫剤の「
オープン戦もたけなわ、2016年プロ野球開幕も間近になってきました。ペナントを制するのはどこか。評論家各氏の予想がスポーツ紙をにぎわせていますが、パシフィック・リーグでは、ぜひオリックス・バファローズに優勝してほしいと筆者は願っています。その理由は、オリックスが優勝すれば全国の野球少年たちが日頃の自分らの食生活の間違いに気づくと思うからです。 プロ球団はどこでも、ナイトゲームの終了後に簡単な夜食を用意しています。サンドイッチやパスタ、蕎麦、うどん類のチームが多いようですが、なんとオリックスは昨シーズンまでコンビニエンスストアで売っている菓子パンでした。 これに対して「いくらなんでもひどすぎる」と、オリックスの選手会が不満を爆発させました。昨年12月、選手会長の伊藤光捕手が契約更改の席で、オリックスの主催するナイトゲーム後に用意している夜食について、「菓子パンが多い。栄養は大丈夫なのか」と、
気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。 値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、1本(185~355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。 そもそも、なぜエナジードリンクといわれているのでしょうか。それは、各製品に「パワーアップの素」といえるような成分が入っているからです。それを摂取することで、元気が出たり、体がパワーアップしたりすることを、ボトルのコピーやテレビCMなどでうたっているのです。ただし、直接的な言
“混ぜ屋”と呼ばれる食品添加物メーカーがある。混ぜ屋は、添加物の原末(原料)を化学薬品メーカーから仕入れ、それぞれの加工食品に適した食品添加物を製造して販売する業者のこと。東京都内の混ぜ屋の社長に「今、添加物で気になっていることはありますか?」と聞いたところ、社長は即座に「pH調整剤です」と返答した。 「弊社では、コンビニエンスストアチェーンと取引のある製パン業者の注文を受けてpH調整剤を製造していますが、サンドイッチに添加するpH調整剤の量が非常に多いのです。そこで、製パン業者に『もう少しpH調整剤を抑えて使ったほうがいいと思いますよ』と進言したのですが、『コンビニチェーンからの要求ですから』と受け入れられませんでした。pH調整剤は“日持ち向上剤”ともいわれ、食品の腐敗を防ぐ役目があるのですが、あんなに多量に添加すると、食べた人の健康保持に不可欠な腸内細菌の善玉菌まで殺しかねないと、心配
4月3日付当サイト記事『命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性』では、缶コーヒーやペットボトルのジュースに入っている砂糖の問題についてお伝えしましたが、「砂糖が入っていないゼロカロリーの飲み物を飲んでいるから大丈夫」などと言っている人は要注意です。 ゼロカロリーの飲み物は、実は砂糖を摂取するよりもリスクが高いかもしれないからです。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの合成甘味料が、ゼロカロリーの飲み物には使われています。 アスパルテームの構成成分の一つにメタノールがあります。このメタノールは劇物に指定されており、体内でアスパルテームから分離されて吸収されますが、摂取量によっては死に至ることもあります。実際に戦後の食糧難だった時には、酒類にメタノールを混ぜて売っていたそうですが、飲んだ人が命を落としたり、失明するということが頻繁に
食品添加物を気にする人が増えている。とりわけ20代、30代で小さな子供がいる夫婦たちは敏感だ。こうした中、科学ジャーナリストの渡辺雄二氏が気になる新刊を上梓した。「お菓子の危険度調べました」(三才ブックス)がそれ。 スナック菓子からアイスまで146商品の食品添加物を徹底チェック。健康のために「食べてもいい商品」と「いけない商品」に分別した力作だ。社名、商品名入りの分析なので説得力はある。 しかも、2つに大別した上で前者をさらに添加物の使用種類などによって「優」「良」「可」に分類表示。後者には「不可」表示をつけて“食べてはいけない”と力説。添加物が気が気じゃない人にとってはうってつけの本だろう。 チェック商品は「ロングセラーのお菓子」「子どもに好まれるお菓子」など5ジャンルに及ぶ。その中で、「健康志向のお菓子」ジャンルにはサラリーマンが口にする機会が多いシュガーレスガムやのど飴、健康系のスナ
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体にいいものを食べたいと、オーガニックな自然食材などを愛好する女性は少なくない。それはいいのだが、度を越した「信仰」で周囲を振り回す人もいる。振り回された“被害者”に話を聞いた ◆オーガニックにハマり、暴走する女たちの実態 “オーガニック”は世の女性たちの間で常に一定の人気があるキーワードだ。主に化学肥料を使用せず、有機栽培されたものを指すのだが、食品以外にも化粧品や衣類など多くの生活用品にまでオーガニックの波は及んでいる。しかし、「のめり込みすぎて周囲を振り回す」と被害を訴える声も多い。なかには“宣教師”のごとくオーガニックの素晴らしさを説いて回るオーガニック女も存在するという。 「妻とファミレスや高速のサービスエリアで食事をすると、『なんで有機野菜じゃないの!?』と、店員を呼びつけて愚痴りだすんです。出てくる料理すべて『この野菜の生産地は?』といちいち聞いて、答えられないと『誰が作った
「食」に関する情報が溢れている昨今。今回SPA!では「食べログ」や「お願い!ランキング」ではわからない、食の危険性やニッチな話題をランキング化し、食に関する裏情報を追った。 ◆情報公開があまりにお粗末な日本の食事情とは TPPや放射能汚染の問題など「食の安全性」への関心は日々高まっているが、食品ジャーナリストの椎名玲氏は「諸外国では“危険”と判断される食品添加物などが、日本では野放しになって消費者の口に運ばれています」と指摘する。 「特に危険なのが旨味成分のアミノ酸を粉末化した、“タンパク加水分解物”です。塩酸を使って加水分解したものに、発ガン性物質と疑われるクロロプロパノール類が含まれています。日本の食卓に欠かせない醤油など、頻繁に口にするものに含まれています」 発ガン性のある食品添加物では、亜硝酸ナトリウムがソーセージやハムといった頻繁に口にすることの多い食品に使用されている。さらに、
毎日の仕事に忙殺されて雑誌を読む間もないビジネスマン必読! 2大週刊経済誌「週刊東洋経済」(東洋経済新報社)と「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)の中から、今回は「週刊ダイヤモンド」の特集をピックアップし、最新の経済動向を紹介します。 東洋経済編はこちら 「週刊ダイヤモンド 7/6号」の特集は『食べればわかる日本経済』だ。 「食へのカネの使い方は、人間の本性に基づく。懐が暖かくなると、外食支出や飲酒に費やす資金が増える。この変化から景気動向が見えてくる。調理食品の支出比率の拡大は、夫婦共働きや単身家庭が増え、高齢化が進む日本社会の現状を映す」、つまり食が現代の日本経済を映し出すという特集だ。 『特集Part 1 景気 脱デフレに動き出した』では、値下げ一辺倒の価格競争から脱却したい外食産業の思惑を紹介している。業態ごとの客単価推移では、ファストフードの2012年客単価459円が2013年
(CNN) 人工甘味料を使ったダイエット飲料を日常的に消費すれば、普通の清涼飲料水以上に肥満や生活習慣病のリスクが高まる恐れがあるという調査結果が10日の医学誌に発表された。 米パデュー大学の研究チームは、ダイエットソーダの消費と健康状態との関係について調べた過去5年間の論文などを検証した。 その結果、ダイエットソーダに使われている人工甘味料には、体内や脳内の仕組みを混乱させる作用があることが分かった。ダイエットソーダばかり飲んでいる人が本物の糖分を摂取すると、血糖値や血圧を調整するホルモンが分泌されなくなるという。 人工甘味料はさらに、空腹感を感じさせ、甘いものが食べたくなる衝動も起こさせるといい、普通のソーダよりもダイエットソーダを飲んだ方が太りやすい傾向があることも判明した。 たとえ太らなかったとしても、糖尿病や心疾患、脳卒中を発症する危険は大幅に高まると研究チームは指摘。パデュー大
資生堂と国内化粧品市場の“王座”を争う花王-カネボウ連合に、誤算が生じている。 花王傘下のカネボウ化粧品は7月4日、東京都内で緊急会見を開き、一部の美白スキンケア製品の自主回収を行うと発表した。美白成分「ロドデノール」が配合された「カネボウブランシールスペリア ホワイトディープシリーズ」など、54品目(=タイトル下写真=)が回収の対象となる。 ロドデノールは、カネボウが独自に開発している美白成分だ。メグスリノキなど植物に含まれる天然成分をもとにしており、シミ・そばかすの原因であるメラニンの生成にかかわる酵素の活性化を抑制する働きがある。2008年には、厚生労働省から医薬部外品有効成分としての認可も受けた。 「肌がまだらに白くなった」 ところが今年5月、このロドデノール配合の製品を使用し、「肌がまだらに白くなった」という3件の症例が、皮膚科医からカネボウに報告された。これを受け、カネボウの研
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