死亡の子ら、6割基礎疾患なし オミクロン株流行で―感染研・新型コロナ 2022年12月28日15時46分 国立感染症研究所=東京都新宿区 新型コロナウイルスのオミクロン株流行後、感染して死亡した20歳未満の患者の6割近くに基礎疾患がなかったことが28日、国立感染症研究所の分析で分かった。ワクチンは対象者のうち約9割が未接種だった。 【図解】新型コロナで亡くなった子どもの基礎疾患の有無 感染研などによると、感染後に死亡した20歳未満の患者は、同株流行前の昨年末時点では3人だったが、流行後の今年1~9月では62人に増加。不慮の事故での死亡例などを除いた50人を分析すると、21人(42%)には中枢神経疾患や先天性心疾患などがあったが、29人(58%)には基礎疾患はなかった。 50人を詳しく調べると、医療機関到着までに認められた症状は発熱や嘔吐(おうと)、意識障害、けいれんなどが多かった。死亡に至