国際宇宙ステーション(ISS※)に滞在中の宇宙飛行士、若田光一さん(50)が9日、第39代船長に就任した。 2000年に始まったISS長期滞在で、日本人の船長就任は初めて。 日本時間9日午後6時からISSの日本実験棟きぼうで引き継ぎ式が行われた。若田さんは、近く地球に帰還する前任者のロシアのオレグ・コトフ飛行士(48)から指揮権を引き継いだ後、地上との交信で、「日本人らしい和の心、ハーモニーを信念に、船長業務にあたりたい」と日本語で話した。 若田さんは、11日で発生から3年を迎える東日本大震災にも触れ、「ISSから震災地域の町の明かりが力強く輝いているのがわかり、私も強く励まされている」と話した。 若田さんの滞在は5月14日まで。その間、船長として、ほかの飛行士をまとめ、作業管理や火災などの緊急事態の際の指示などを行う。 若田さんが生まれ育ったさいたま市では、市青少年宇宙科学館プ