こんな動画を作ってみました。Unityを使って20分間でメダルプッシャーゲームを制作するというものです。Unityのイントロダクションとしてどうぞ。 当初は10分を目指していたのですが、やっぱり10分は無理でした。20分に延ばしたうえで、iPhone上での動作確認までを含めるようにしてみました。
The Information Is Beautiful - THE SCIENCE BEHIND WIKIPEDIA’S JIMMY APPEAL 最近、Wikipediaを閲覧していると、やたらとジミー・ウェールズの顔が出てきてウザ……いやいや、何と言うか、気になってしょうがない。この「創立者からのメッセージ」という形で顔写真を前面に押し出すスタイルのバナーは、とても良い効果があったようで、他のバナーと比較して高いクリックスルーレートや募金額を記録している。上のThe Information Is Beautifulの記事は、その結果をビジュアライゼーションしたものだ。 このビジュアライゼーションのソースとなっているのは、WikimediaのFundraising委員会がまとめているバナーテスト結果ページだ。Wikipediaでは様々なタイプのバナーを試験しており、このページには過去に
仕事用のリポジトリを作成するために、GitHubの有料プランを契約した。契約したプランは最小規模の"Micro"だ。月$7で5つの非公開リポジトリを作成することができる。また、1人の非公開コラボレーターを招待することも可能だ。 実はGitを本格的に使うのは今回が初めて。Git以外にもMercurialがあるよ、とか、GitHub以外にもホスティングサービスは色々あるよ、とか、他の選択肢は存在したのだけれど、あまり迷っているヒマは無いということもあり、恐らく現状で最も無難と思われるGitとGitHubの組み合わせに決めた。 GitHubのサービスにはほぼ満足している。今回契約したMicroプラン以外にも小規模向けのバリエーションが充実しているので、個人で受託開発するようなケースでは最適なソリューションかもしれない。 GitHubで一点だけつまずいた点がある。GitHubではHTTPSでのリポ
最近、仕事半分趣味半分で手を出しているのが、Adobeの電子書籍ソリューションDigital Publishing Suiteだ。 最近までDigital Publishing Platformという名前でリリースが予定されていたのだけれど、先日のAdobe MAX 2010において、Digital Publishing Suiteに改名の上で正式なリリースが発表された。 Digital Publishing Suite(以下DPS)は、簡単に言ってしまえばWIRED Magazine for iPadを制作するのに使われたソリューションを一般に公開したものだ。WIREDアプリに触れたことのある人なら「あんな感じのアプリ」と言えば分かると思うけれど、あんな感じのアプリをCS5上で制作することが可能になる。 実際にリリースされたツール(Adobe Labsから無料でダウンロード可能)を使って
最近、仕事9割、趣味1割ぐらいの気持ちで、Unityに触れている。 UnityはiPhoneゲームなどでよく使われているゲームエンジンだ。個人的にはGame Blenderに近いものがあるかなと思う。3Dシーン上に配置されたオブジェクトに対して、各種のコンポーネントとスクリプトを組み込んでいくと挙動が構築され、それが最終的にはゲームになる、って感じだ。 Game Blenderは元がCGツールということもあって複雑過ぎるきらいがあったのだけれど、Unityはゲーム専用に特化して設計されており、それでいてまとめ方のセンスもいい。 プログラマー向けの技術的な情報については、Blurstの中の人によるこちらの解説が参考になると思う。 Unityの基盤となっている技術は、.NETフレームワークのオープンソース版代替物であるMonoプラットフォームだ。Unityは表向きJavascriptによるスク
最近わりと話題のインディーゲームMinecraftをプレイしている。YouTubeで何気に見かけたSeaNannersの実況動画がきっかけだった。このひとの実況はMinecraftの面白さをよく伝えていると思う。興味はあるけど時間が無い、って場合は、とりあえずこの動画のシリーズを見ておくといいかもしれない。 紹介記事などではインディーゲームとしての特異性に注目されることが多いのだけれど、実際にはわりとゲームゲームしたゲームだと思う。個人的には、「不思議なダンジョン」を箱庭ゲームにした上で、MMORPG的な途方の無さを与えたような、そんな感じのゲームだと考えている。 プレイしていてふと思ったのは、Gumonjiの目指していたものって、こういうのなのかもしれないな、ということ。プロシージャルに生成されたワールドは、単純化されたシミュレーションによって動いている。砂を掘れば砂山が崩れ、堰を切れば
以前から、SSDを導入するとSpotlight検索が滅法快適になるという話を聞いていたのだけれど、実際にSSDを導入してみるとこれが本当だということに気付いた。 まず、アプリを起動するのにSpotlightを使うようになる。「CTRL+スペース」でSpotlightを開いてから、アプリ名を直接入力するか、「app アプリ名」でOKだ。例えば「ターミナル」を起動するなら"app term"などと打ち込めばいい。 次に、フォルダを開くのにSpotlightを使うようになる。Finderでフォルダ構造を深く辿っていくのではなく、フォルダ名を入力するか、あるいは開きたいファイルの名前を直に入力する。これに慣れると、フォルダ管理はかなり大まかに行うだけでよくなり、各々のファイルやフォルダの名前をユニークにすることが重要になってくる。 あとは、ブラウザ履歴からウェブページを開くのにもSpotlight
プログラム関係の仕事をするときはたいてい、ネットラジオを使って部屋の中にBGMを流している。最近のお気に入りはSomaFMのチルアウト/アンビエント系専門チャンネル"Groove Salad"だ。いい感じで生活の邪魔にならない音楽を絶え間なく提供してくれる。 つい先日ようやくiPhone 4を導入したので、できればバックグランドで動作するネットラジオアプリを入れてGroove Saladを垂れ流しにしたい。ただ、「バックグラウンドで動作するネットラジオアプリ」で無料かつ使いやすいものというのは、なかなか存在しないようだ。 まあ、無いなら自分で作ってしまおう。 ストリーミング再生 iOS 4を使ってネットラジオ的なものを作るのは難しくない。AV Foundation FrameworkのAVPlayerクラスを使えば簡単に実現できる。例えばGroove Saladを再生するのだったら、以下の
Grand Central DispatchはMac OS X 10.6およびiOS 4に追加された新技術だ。 このGrand Central Dispatch(以下"GCD")は、プログラマー以外にその効用を説明することが難しい技術だ。漠然と「マルチコアプロセッサを効率的に使うための技術」と言っておくこともできるが、それじゃあなんでiOS 4に搭載されてんの?という話になってしまう。 これをプログラマー向けに説明するならば、次のような感じになるかと思う。 GCCを拡張してクロージャ的な機能を追加してみたら、非同期処理とか並列処理とかすげー書きやすくなったんで、ちょっとその辺りまとめてみました。 僕の個人的な意見としては、単にAppleのコンパイラー技術者たちがC言語ファミリー(C/C++/Obj-C)にクロージャを追加したかっただけなんじゃないかな、と考えている。 とりあえずマンデルブロ
先日、IndieGames.comで"Not Tetris"というゲームが紹介されていた。 テトリスを模した物理シム系のゲームだ。シンプルなネタゲームだけれど、世界で最も有名であろうゲームボーイ版のテトリスに対するオマージュが感じられて面白い。 このゲームは"LOVE"という、スクリプト言語Luaをベースにしたフレームワークを使って制作されている。LOVEには2D物理エンジンとしてBox2Dが組み込まれているので、こういった物理シムを使ったゲームは比較的手軽に制作することができる。 以前、Luaを使った軽量なフレームワークは無いかと探していたときに、このLOVEの存在を偶然に知った。ユーザー数はさほど多くないけれど、軽量な設計や、整備されたドキュメント、マルチプラットフォームへの対応など、無難によくできている。ゲームプログラミングの入門には適した環境かもしれない。 余談 LOVEはよくでき
O'Reilly Japan - iPhone/iPadゲーム開発ガイド 来月9/3にオライリー・ジャパンより発売される「iPhone/iPadゲーム開発ガイド」に、日本語版の特別付録記事を寄稿させていただきました。 この本は、ゲーム制作に内容を絞ったiPhoneアプリ開発本です。他のiPhoneアプリ開発本とは違って、トラディショナルな2D・3Dゲームを制作するのに必要な事項だけを集中的に解説しています。ちょっとユニークなコンセプトの本です。 僕が寄稿した記事では、Box2Dを使った簡単なアプリの制作を行っています。最近、色々なところでBox2Dを使いまくっているのですが、いちばん使いでがあるのはiPhone上でのカジュアルゲーム制作だと思っています。この本でも触れておくべきだろうと考え、執筆した次第です。 上の写真は原著の英語版ですが、日本語版も似たような表紙になっています。書店で見か
openFrameworksは、なんだかごちゃごちゃっとしているけれど、使って楽しいフレームワークだ。Processingの思想を受け継ぎつつも、「もしProcessingがC++だったら、もっと色々なことが派手にできるぜ!」という奔放さを持ち合わせているような感じがする。 openFrameworksにはWindows版、Mac版、Linux版の他に、iPhone版が用意されている。iPhone版は少しビルド設定を変更すればiPadアプリの制作に利用することもできる。 上のビデオは、試しにopenFrameworksを利用して作ってみたiPadアプリの例だ。オーディオ入力レベルを算出し、それに比例した量で画面上のテキストを歪ませている。openFrameworksを使ってこんな感じのスケッチを作るのは非常に簡単だ。このスケッチのソースコードも60行程度しかない。 ごちゃっとしていて、ふわ
上の動画は今月初めに公開されたOK Goの新曲"This Too Shall Pass"プロモーションビデオだ。OK Goの曲に合わせてルーブ・ゴールドバーグ・マシン――いわゆる「ピタゴラスイッチ的なもの」が大アクションを繰り広げる。後半の盛り上がりが非常に印象的な作品だ。この動画は公開されてから猛烈な勢いで再生されていて,13日の時点で750万再生に達している。 この動画はそれ自体が非常に面白い作品だけれど,実はその裏には複雑な事情が潜んでいる。 簡単なまとめ OK Goが契約しているレコード会社(EMI)はPV動画の外部埋め込みを許可しない方針をとっている。しかし,外部埋め込みが無ければバイラル的な広がりは起こりえないということを知っているOK Goのメンバー達は,この制約を迂回するために,State Farmという保険会社と交渉し,この会社の広告という形でPVを制作することにした。制
State of the art C compiler optimization tricks, Felix von Leitner, Linux Kongress 2009. 最近のCコンパイラーの最適化能力についてまとめたプレゼンテーション。定数の扱いやインライン展開などの基本的な項目から始まって,分岐の削除やベクトル化, SIMD 化など,最新のコンパイラーに搭載されている様々な機能について調べている。 この手の分岐の削除はほとんどのコンパイラーで有効らしい。 ベクトル化については gcc がだいぶ頑張っている印象。 「gcc は全プラットフォームにおいてビデオコーデックプログラマーより賢い」 これらの最適化が実際のコードでどのように機能するか気になって逆アセンブリコードを覗いてみる人も少なくないと思うけれど,それを代わりにやってくれた感じだ。この手の話題に興味がある人ならば,目を通
Photosounder は,いわゆるスペクトル編集ツールと呼ばれる類のソフトウェアだ。音声データを周波数スペクトルに変換したり,逆にスペクトルを音声に戻したりすることができる。 スペクトル編集ツールを使うと,波形の直接編集では難しい類の加工を,直感的かつ視覚的に行うことが可能になる。上のビデオなどはその極端な例で, Photosounder と Photoshop を使ってボコーダーエフェクトを実現している。 ボコーダーエフェクトの原理はそれほど複雑なものではないけれど,口で説明するのはなかなかやっかいだ。でも,このビデオで行っていることを見ると,多少なりとも直感的に理解することができるかもしれない。音声(モジュレーター信号)と楽器音(キャリアー信号)をスペクトル画像に変換したあと,それを Photoshop のレイヤーに貼付けて,「乗算」で合成する。それだけの作業で,いわゆる「ロボット
現在,秋月電子で赤色 LED の 8x8 マトリクスが 100 円で販売されている。在庫限りの特売品とのことなのだけれど,これはかなりお買い得の品だと思う。色々と使いでがあるし,なにより,見た目にかわいいところがいい。剥き出しの LED よりも柔らかな質感があって,個人的にはすごく好みのパーツだ。 上の映像は, LED マトリクスの制御の練習として作ってみたもの。古典的な水面エフェクトをシールド上に実装してみた。ピエゾ素子(圧電スピーカー)を使って,ショックを検出すると波が発生するようにしてある。 8x8 というと,とてつもなく狭い世界のようにも思えるけど,その狭い世界の中でも表現できるものは色々あるように思える。
World Science Festival 2009: Bobby McFerrin Demonstrates the Power of the Pentatonic Scale World Science Festival 2009 のセッション "Notes & Neurons: In Search of the Common Chorus" における一幕。ジャズ歌手ボビー・マクファーリンが何の前置きも無く聴衆をコーラスに変えていく。ペンタトニックスケールが人々の中に根付いていることを証明するパフォーマンスだと思う。それが文化的なものなのか,人の頭に「ハードワイヤ」されたものなのか,どちらなのかは分からないけれど。 (via Good Math, Bad Math)
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