いま米国と中国は、現在「新冷戦」とも呼ばれる厳しい対立・競合関係にある。最近では8月のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問が中国の反発を招き、空前の規模による台湾周辺での軍事演習、日本の排他的経済水域(EEZ)へのミサイル着弾という事態を引き起こした。 ただ、台湾をめぐる米中の対立は、今に始まったわけではない。むしろ台湾問題こそが、米中関係における最大の焦点であることは、第二次大戦後に現在の世界秩序が作られたときから一度も変わっていない。米中は世界を動かす大国同士として常に対話の機会をお互いに求めながらも、体制や思想について根本的な違いを抱えている。 今回は、台湾をめぐる米中関係の歴史を改めて振り返ってみたい。 戦後すぐ台湾問題が勃発、米国は台湾防衛を決意 第二次世界大戦で米中はソ連と並んで連合国を形成し、日本やドイツに戦勝し、戦後世界の主役となった。ここで言う中国とは、中国共産党の指導す
中国軍は、きょうから台湾を取り囲むような形で軍事演習を行うと発表しました。蔡英文総統がアメリカのマッカーシー下院議長と会談したことへの対抗措置とみられます。 中国軍の台湾方面を管轄する東部戦区によりますと、軍事演習はきょうから10日まで、台湾海峡と台湾島の北部、南部、東部の海・空域で行われる予定です。 去年8月に、当時アメリカの下院議長だったペロシ氏が台湾を訪問した際に行われたのと同じく、台湾を取り囲むような形での大規模な演習が想定されているものとみられます。 マッカーシー下院議長との会談を終えた蔡英文総統はきのう、台湾に戻り、「民主主義と自由を守る決心が支持を得た」と成果を強調しました。 今回の軍事演習は蔡総統が台湾に戻ったタイミングで設定されたものとみられます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く