なぜあなたの共通化は間違っているのかの目次はこちら はじめに この記事では、ついに単一責任原則をより詳しい言葉で説明します。これにより、本連載の目標である 「どうしてあなたの共通化は間違っているのか」をより理論的・体系的な言葉で言語化することが可能になります。これは、設計のバグがソフトウェアの成長によって顕在化して明らかになる前に、理論によって設計ミスを検出してソフトウェアの品質を高められるということです。ソフトウェアアーキテクトにとっては非常にうれしい理論的な結果になると思います。 いいね・ストックが励みになります! 新・単一責任原則 第1章で述べた通り、単一責任原則とは、設計単位は責務・関心事をただひとつだけ扱うべきだという原則です。この連載では、この原則についてより解像度を高めるために、抽象度と文脈という概念について詳しく解説してきました。この概念を利用することで、単一責任原則は以下