地震の揺れなどを体験できる防災教育施設が、外国人観光客の人気を集めている。東京消防庁の災害教育施設「池袋防災館」(東京都豊島区)では東日本大震災が起きた5年ほど前から増え始め、昨年度は来館者の2割超を外国人が占めた。関係者は「海外にPRしているわけではないのですが……」と驚いている。 池袋防災館には東日本大震災と同じレベルの揺れや超高層ビルの揺れを体感できる装置があるほか、消火器の使い方や応急手当ての方法を学ぶコーナーもあり、職員の案内で1時間半ほどで巡る。 東京消防庁によると、小中学生や企業研修、家族連れ、自治会単位で来館する人が多いが、東日本大震災後から外国人の留学生や観光客の姿が目立つようになった。昨年度は来館者約7万3500人のうち24%に当たる約1万7600人が外国人で、前年度より約4000人増えた。
写真や絵などを多用し、障害を持つ人も楽しめるよう構成された「LLブック」。北欧で盛んに出版されているこの本を日本でも普及させようと、NPO法人コミュニケーション研究センター(橿原市)と県内3公共図書館の指定管理会社が「LLブックをひろげる会」を作った。【矢追健介】 LLは「やさしく読みやすい」というスウェーデン語の略。理解しやすいよう写真やイラスト、絵文字、短い言葉を多く使う。北欧では1960年代から出版され、知的障害、学習障害などで読み書きが苦手な人のほか、認知症の人などにも親しまれている。 「ひろげる会」の結成は、同センター代表の島岡将・茨城大名誉教授が「読書が困難な人のために本の世界の扉を開こう」と呼び掛けた。桜井市立図書館など県内3館の指定管理者「図書館流通センター」(東京都)が応じ、同図書館で今年6月、LLブックの第一人者、藤沢和子・大和大教授を招いて県内初の学習会が開かれた。
大人の成熟した神経回路を安定して維持するために必要な分子を、東京女子医大や東京大の研究チームがマウス実験で特定した。発達障害の仕組み解明に役立ちそうだ。18日付の米専門誌ニューロン(電子版)に発表する。 神経回路は子どものころに発達し、大人になると変化しないと考えられてきたが、成熟した神経回路を安定して維持する仕組みがあることがわかってきた。例えば、マウスの視覚を担う脳の領域で、神経回路が維持されるには適切な光の刺激が欠かせない。 研究チームは、大人になったマウスが光の刺激を受けると、「代謝型グルタミン酸受容体1型」と呼ばれる分子が、この領域で急に増えることを見つけた。この分子は神経細胞の外からの情報を細胞内部に伝える働きがあり、作れなくすると、余計な神経回路ができて、正常な回路が維持できなかったという。 東京女子医大の宮田麻理子教授(生理学)は「自閉症などでは、神経回路が安定して維持され
国民生活センターは18日、自転車の荷台に乗った子供などが車輪に足を巻き込まれてけがをし、医療機関で治療を受けた事故が5年間で172件あったと発表した。手術が必要だった例もあった。同センターは、2人乗りの際は足をガードする幼児座席の使用などを求めている。車輪の中心から放射状に伸びる部品(スポーク)に足を絡ませることから「スポーク外傷」と呼ばれる。全国の医療機関に2011年4月~今年7月に寄せられ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く