精神疾患がもとで行動をコントロールする力が低下して傷害などの事件に及び、刑事責任能力が問われず、不起訴や執行猶予になった人たちを強制的に治療する医療観察法の対象者のうち、法施行の2005年7月以降、処遇中の自殺者が52人に上ることが分かった。同法は対象者を社会復帰させることを目的とし、収容病棟の医師、看護師らのスタッフの数は、一般の精神科病棟より圧倒的に多い。支援のあり方が問われそうだ。 自殺者の数は、精神障害者の権利拡張運動をしている兵庫県在住の高見元博さんが法務省、厚生労働省の医療観察法担当課に照会して先月つかみ、「52人が自殺した」と記者に電話連絡があった。 これを受け、記者が両省に確認したところ、入院処遇中の患者の自殺は11月2日現在で12人、通院処遇中の自殺者は9月30日現在、40人だった。 法の施行後から2014年12月31日までの間、強制入院の命令を受けた精神障害者は2248
宮崎県都城市の自宅アパートで昨年6月、生後5カ月の次男を放置し餓死させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた元ホステスの母親(22)の裁判員裁判で、宮崎地裁(滝岡俊文裁判長)が9月18日に言い渡した懲役5年の判決が確定した。未婚で経済的不安も抱えていた母親は、長男の育児放棄の疑いなど数々の兆候があったが、妊娠期から支援する「特定妊婦」の対象にもなっていなかった。背景には、縦割り行政と各担当者の危機感の薄さが指摘されている。 判決によると、母親と、同居し育児を頼まれていた別の元ホステス(22)=同罪で懲役4年6月の判決確定=は、十分にミルクを与えていないことを互いに知りながら、次男を2週間にわたってアパートに放置し餓死させたとしている。判決は「慢性的な虐待」と指摘した。 ◆ ◆ 特定妊婦は、2008年の児童福祉法の改正で、「出産後の養育について、出産前の支援が特に必要な妊婦」として法的に
リオデジャネイロ・パラリンピックの日本選手団の中で最年長だった卓球代表の別所キミヱさん(68)にファッションへのこだわりや、4年後の「東京」への思いを聞いた。(聞き手・丸山和郎) --病気で車いす生活になってから障害者卓球に出合ったきっかけは 別所 きっかけはたまたま新聞で障害者スポーツの記事を見たことです。体育館に行ったら、片腕がない人でもバスケットボールをしているのを見て、それからですね。でも、最初はリハビリ感覚。社会との交流をつかみたいというのもあったし、そこから何か開けるかなという部分もありました。 --車いす生活になってから、卓球を始めるまではどれぐらい? 別所 1年ぐらいです。手術して(足に)痛みやしびれがあって、痛み止めを打っていたんですね。最初はベッドに寝てばかりで車いすに5分も座れなかったけど、そのときに手芸をしたりして…。これを仕上げるまでは頑張ろうという気持ちになって
昨年9月に成立した安全保障関連法(安保法)によって、自衛隊は「駆けつけ警護」で新たに武器が使えるようになった。自衛隊の任務はどう変わるのだろうか。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、NPO法人「国際地政学研究所」の柳澤協二さんの解説を紹介しよう。 * * * 南スーダンは、2011年にスーダンから分離・独立した「最も新しく、貧しい国」だ。国際連合(国連)は、その国づくりを支援するPKO(国連平和維持活動)を行っており、日本も、12年から参加。陸上自衛隊を中心に、現在約350人を派遣している。 現地には、排水溝を備えた道路がなかったため、雨期には道路が使えない状態だった。自衛隊は、こうした道路の整備・改善などに貢献してきた。 昨年9月に成立した安全保障関連法(安保法)によって、自衛隊は「駆けつけ
旬な話題をビジネス、テクノロジー、トレンドなど多角的に解説。日経BP社のメディア横断ダイジェストです。 ビジネス nikkei BPnetの「愛され記事」 編集部が選んだ心に残る記事 デジタル 魅せる東京ゲームショウ2017 Windows 10をもっと快適に IT iPhone情報局 注目、カウントフリーSIM 夏タブレット&モバイルノート ライフ 「別れ」の時 他人事ではない「熟年離婚」 健康的に、ダイエット 子供と過ごす夏休み テクノロジー 次世代通信規格「5G」を知る 好調SUBARUの秘密 最新技術で最良のポルシェ ロボット最新動向 環境 守ろう!「生物多様性」 ストップ!地球温暖化 台風・ゲリラ豪雨 建設 自治体研究「豊島区」 細野透が切り込む建築の世界 シティブランド・ランキング 復興ニッポン 医療 命を守る熱中症・暑さ対策 追悼・小林麻央さん 猛威を振るうノロウイルス 解決
なぜ葉酸サプリメントは必要か 葉酸は妊活・妊娠中に必要なものです。妊娠初期の活発な細胞分裂時には、葉酸がDNAなどの合成に重要な働きをします。 妊娠初期の数週間、胎児の神経管は形成され、神経管は胎児の脳と脊髄、中枢神経系にとても重要な器官ですが、この神経管の形成には母体が摂取する葉酸の量が重要となってます。 妊娠初期の赤ちゃんには、脳や脊髄の基になる神経管という環状構造物が形成されます。この時にたくさんの葉酸が必要となり、葉酸が不足すると先天異常の可能性が高くなるといわれています。 妊娠初期は、脳・神経管・心臓など、人にとって非常に重要な部分が形成される時期。この時期、お母さんは栄養摂取面に特に気を付けたいのです。 食事を摂っていれば葉酸が不足する事はないといわれていますが、妊婦は違います。特に妊娠初期の赤ちゃんにはたくさんの葉酸が必要な事ら、妊娠中の葉酸は不足しがちになります。 医者様よ
国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院(病院長:西田俊朗、東京都中央区)では、本年9月5日より患者サポート研究開発センターを開設し、中央病院8階において運用を開始しています。 がん医療の進歩による治癒率の向上と、世界に先駆けわが国が直面している超高齢化社会において、がん診療の目的は、治癒や生存期間の延長だけではなく、より良い生き方に繋がるがん医療へと変化しつつあります。 患者サポート研究開発センターでは、患者さんのQOLを重視したチーム医療を実践するために、病院内にありながら従来の病院とは異なる空間を用意し、医師だけではなく、看護師、臨床心理士、薬剤師、管理栄養士など多職種による多彩な支援プログラムや患者教室を提供いたします。 さらには、国立がん研究センターの役割として、QOLを重要な指標とした新たながん診療体制を構築するため、各種の支援を開発し、その効果を科学的に評価、標準的
徳島県警は10日、同県社会福祉士会の元副会長で、社会福祉士の山下夏樹容疑者(49)=同県つるぎ町貞光=を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。2014年1~5月、成年後見人として財産を管理していた県内の60代男性の預金口座から計約150万円を引き出した疑いがあるという。 県警によると、山下容疑者は2012年に男性の成年後見人に選任。徳島家裁が今年6月、山下容疑者が成年後見制度を悪用して5人から計数百万円を着服したとして告発していた。山下容疑者は逮捕前の任意聴取に「介護支援事務所の経営が苦しく、従業員の給与にあてた」と説明したという。
利益の50%をソーシャルアクション(社会貢献)に投資する電力サービスはじまりました!君がなにげなく使っているそのお買い物エネルギーを僕たちに分けてくれ! なんとなく吸い上げられている「電気代」。それに君の想像力を少しプラスすれば、多様性と笑い溢れる社会が再生できる! 2015年webマガジンとしてスタートした”happy energy”は、お陰様で2016年11月11日に新しい挑戦をはじめます。 「利益の50%を社会貢献に還元する」そんな取り組みです。 僕たちの新しい挑戦が、みんなに受け入れてもらえたら 「大人は時間を取り戻し」「こどもは多様性のある社会でのびのびと遊び、挑戦する」多様性と笑いが溢れる健康な社会がもどってきます。 この社会実験に是非参加してきてください! Let’s Do it with others ~happy energy~ 電力自由化がスタートする1年前に僕たちは、
介護福祉士を養成する学校で留学生が急増している。外国人の在留資格に、新たに「介護」を設ける法案が今国会で成立する見込みだからだ。人手不足に悩む介護事業者の中には、自ら受け入れルートを開拓して育成に乗り出すところも出てきた。 人材難解消に期待 処遇が課題 日本介護福祉士養成施設協会によると、例年20人程度だった留学生の入学者数は、昨年度は94人、今年度は2・7倍の257人に。国籍はベトナムが114人と最も多く、中国53人、ネパール35人、フィリピン28人と続く。入学者全体の3%を占める。 なぜ急増しているのか。留学生が介護福祉士の資格を得ても、現状では日本で介護の仕事はできない。これが変わる可能性が出てきたためだ。 政府は今国会で、出入国管理及び難民認定法(入管法)改正法案の成立をめざす。外国人の在留資格に新たに「介護」を設ける内容。成立すれば留学生が卒業後に在留資格を「留学」から「介護」に
11月9日、トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)の人権擁護団体らは、共和党のドナルド・トランプ氏が大統領に就任した後、オバマ政権下で実現されたトランスジェンダーの権利拡大が後退する可能性があるとして懸念を表明、権利の縮小や制限には断固として戦うと述べた。写真はカリフォルニア州で昨年6月撮影(2016年 ロイター/Lucy Nicholson) [ニューヨーク 9日 ロイター] - トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)の人権擁護団体らは9日、共和党のドナルド・トランプ氏が大統領に就任した後、オバマ政権下で実現されたトランスジェンダーの権利拡大が後退する可能性があるとして懸念を表明、権利の縮小や制限には断固として戦うと述べた。 8年の任期中、オバマ大統領はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の権利を擁護し、民主党のヒラリー・クリントン氏は、
イタリアの首都ローマにある憲法裁判所(2011年1月11日撮影)。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE 【11月9日 AFP】イタリアの憲法裁判所は8日、結婚した夫婦の子どもに対し必ず父親の名字が与えられる同国の規制は違法との判断を下した。時代遅れの家父長の考えに基づいているとし、40年にわたり規制の撤廃に向けて、法的・政治的に動いてきた人々は、今回の判断を歓迎している。 裁判所は声明を発表し、「両親が求めていないにもかかわらず、嫡出子に父方の名字が自動的に与えられる規制は違法」とした。 イタリア人とブラジル人の夫婦が子どもに双方の名字を与えることを求めて、ジェノア(Genoa)の控訴裁判所に訴えたことを受け、今回、憲法裁判所が判断を下した。スペインや多くの南米諸国では、伝統的に両親の2つの名字を与えており、北欧や北米の若い夫婦の間でも一般的になりつつある。 ただ憲法裁判所は
法的観点から、いじめは解決できないのか? 文部科学省が10月に発表した調査によれば、2015年度、小中高および特別支援学校におけるいじめの認知件数は22万4,540件と、過去最多の数を記録しました。いじめによる自殺についての報道は今も後を絶たず、早急な対策が求められています。そこで今回は、法的観点から、いじめを解決する手段はないのか考えてみます。 犯罪になるものと、ならないものがある 法的手段として考えられることの1つに、いじめを犯罪行為として、警察による解決をあおぐことが挙げられると思います。 これについては、文部科学省が通知を出していて、以下の内容は犯罪につながる可能性があり、警察が動くこともあります。 【たたく・蹴るなど】暴行罪、傷害罪 【嫌なことや恥ずかしいことなどをさせる】強要罪、強制わいせつ罪 【たかり】恐喝罪 【私物を盗まれる、壊される、捨てられる】窃盗罪、器物損壊罪
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く