本ホームページは、明治時代に活躍した書家で、日下部鳴鶴・巖谷一六とともに"明治の三筆"と謳われた中林梧竹(なかばやし・ごちく、1827〜1913年)の書について、これまで発表された先輩諸氏の研究や知見を踏まえながら、さまざまな角度からレポートしていくものである。 「梧竹堂書法」とは、3000年の時空を超えて存在する、書に関するエッセンスの総体である。 この総体を解きほぐすことは、書法・書学・書論・書史などにまたがる諸問題を解説することにつながる。 端的に言えば、「梧竹堂書法」を考えることは、「王羲之とは何か」という問題に一つの答えを出すことでもある。 これらに関する意見の交換・議論の継続によって、将来的には、同好の有志の方々と<梧竹堂書法研究会>を立ち上げ、定期的に研究会を開きたいと考えている