JAXAに関する事業仕分けで枝野幸男幹事長代理(手前)の質問に耳を傾ける宇宙飛行士の山崎直子さん(奥左端)ら=東京都品川区で2010年11月18日、佐々木順一撮影 政府の事業仕分け第3弾最終日の作業が18日午前、東京都内のビルで始まり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「運営費交付金」などが対象になった。13年までの資金計画で事業費が増え続けているのは問題だとして見直しを求め、来年度の予算要求は「今年度当初予算の水準を維持」と判定した。ただ、小惑星探査機「はやぶさ」後継機の「はやぶさ2」など個別プロジェクトの是非には踏み込まず、間接経費を中心に効率化を求め、宇宙予算に配慮する形になった。 この日の議論では、10年度に1800億円の事業費が13年度に2660億円に膨らむJAXAの資金計画が中心に議論された。 JAXA側の林久美子文部科学政務官は冒頭、「はやぶさなど多くの成果でJAXAは世界の
『博士漂流時代―余った博士はどうなるか?』,榎木英介/著, ディスカヴァー・トゥエンティワン, を 著者の榎木英介氏からご恵贈いただきました。感謝致します。 この時期、世の中を読み解くキーワードの一つには「就活」が必ずあがってくる。一一月一六日付の時事通信によれば、来春卒業予定の大学生の就職内定率は、先月十月一日の時点で約五八%だそうだ。これは調査開始以来最低で、就職氷河期と呼ばれた二〇〇三年すら下回るという。 若者が仕事につけない国の未来は、普通に考えれば決して明るくないだろう。だが、こんな衝撃的なニュースを耳にしても、恐らく全く動じないと思われる人たちがいる。それは、日本の博士たちだ。 別に、「常人を凌ぐ胆力があるから」とか「一喜一憂しない冷静さがある」とかではない。 数値そのものが、彼らにとって見慣れたものになっているからだ。我が国における「博士」の就職率は、概ね六〇%近くでずっと推
ドメイン名:sankei-kansai.com このドメインは、登録期限が超過したため、ページを表示できません。
「食える数学」がある意味、数学と数学者を取り巻く社会の微妙な空気を感じさせる話題作だとしたら、こちらもまた、同じ理学部に身を置く頭脳をとりまく社会にまつわる問題作である。 「博士漂流時代」 無名の著者ながら、発売一日目にして、アマゾンの順位も高く、テーマに関する読者の関心の高さを思わされる。 そして、本書を手にとる方が増えれば、本書に対する評価はますます高まるだろう。 うまい! とにかくうまい! まさにプロの文章だ。 昨日ご紹介した神永さんも、数学&工学専門ながら、その洒脱な筆致には舌を巻くが、本書の著者の榎木英介さんも、ガチガチの理系。東大で生物学を専攻、大学院後期博士課程の途中で、神戸大学の医学部に学士入学された、現在は大学病院の医師なのだが、最初から読むものを引き込む題材選びから、それをテンポ良く、かつ熱く書き進めるジャーナリスティックな筆致まで、下手なルポライターもかなわない、まさ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く