ブックマーク / xtech.nikkei.com (29)

  • 若い研究者の待遇は、あまりにひどい

    新著『物理学者の墓を訪ねる ひらめきの秘密を求めて』(日経BP社)で偉大な物理学者たちの足跡をたどった京都大学大学院総合生存学館(思修館)教授の山口栄一氏(イノベーション理論、物性物理学)が、現代の“賢人”たちと日の科学やイノベーションの行く末を考える企画。 前回に続き、ニュートリノ振動でノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章氏との対談の模様を伝える。話題は科学教育や国の研究予算など日における科学を巡る環境に進んだ。(構成は片岡義博=フリー編集者) 理論と実験という車の両輪 山口 私は岐阜のカミオカンデには2回、行ったことがあります。また、カミオカンデと同じようにニュートリノの観測ができるイタリアのグラン・サッソ山の地下研究施設にも行ったことがあります。1日ずっといて、これは気が狂いそうになるなと思いました(笑)。そこにいる研究者は世俗の享楽から離れた修行僧のよう

    若い研究者の待遇は、あまりにひどい
    scicom
    scicom 2017/06/16
  • 「失敗経験が強みになります」、分析官が本音トーク

    尾崎隆氏●データサイエンティスト。ICTソリューション局アドテクノロジーサービス開発部テクノロジーサービス開発1グループに所属(並川氏も同じ)。 東京大学工学部計数工学科卒業、東京大学大学院新領域創成科学研究科で博士課程を修了後、2006年から2011年まで理化学研究所脳科学総合研究センターの研究員を務める。2012年6月にサイバーエージェント入社。2013年7月より現職 尾崎 東大などの講師を経て、民間に移ろうと思ったのが2012年。マイクロソフトやグーグルなどが統計学の重要性に気付き始めていた時期で、分析人材の需要が高まっていました。 並川 僕は研究をしている間は「公的な機関で研究するなら“役に立たないこと”をやろう」と思っていました。大体やりきったのでそろそろ人の役に立ちたいなあと。尾崎さんと同じ時期に就職活動をしましたが、機械学習が分かる人材の募集はとても多かったですね。 城田 民

    「失敗経験が強みになります」、分析官が本音トーク
    scicom
    scicom 2014/06/09
    「失敗経験が強みになります」、分析官が本音トーク via @nikkeibpITpro
  • コンピュータはどこまで“医師”に近づいたか?――人工知能と自動診断の現在

    「情報科学の急速な発展により、また、健康医療分野への行政の後押しもあり、医療の構造に根的な変革がもたらされることが期待される。コンピュータサイエンスは、医師の知的機能を強化したり、場合によっては、知的機能の大部分を置き換えることになるだろう」 これは、遡ること40年以上前の1970年、世界的な医学雑誌であるNew England Journal of Medicineに、「Medicine and the Computer」という題名で掲載された論文の冒頭である。コンピュータが人間のように思考する、そして医師などの知的労働を代行する、という発想は、コンピュータが発明されて以来、いや発明される前から、人類が抱いてきたことである。今回は、思考するコンピュータは、どこまで人間である医師に近づいたかについて考察したい。 ボードゲームでコンピュータはどう思考するか? 「人工知能」あるいは「AI」と

    コンピュータはどこまで“医師”に近づいたか?――人工知能と自動診断の現在
    scicom
    scicom 2013/09/06
    コンピュータはどこまで“医師”に近づいたか?――人工知能と自動診断の現在
  • 大学入試で人気復活の工学部で何を学ぶべきか?

    ソニーやパナソニック、シャープといった、日を代表する電機メーカーが苦境に陥り、従業員のリストラも余儀なくされています。その一方、大学の入学試験では、むしろ、工学部の人気が復活しています。リーマンショック後は、理系が就職しやすいことから、「文低理高」のトレンドが鮮明になっているのです。 確かに、工学部で学ぶ知識は、幅広い分野で使われ、「つぶしがきく」ことは間違いありません。例えば、電子工学科で学んだ知識は、たとえ、家電メーカーが苦境に陥ったとしても、車、精密機械、社会インフラといった、日がまだ強みを持つ産業でも必要とされます。実際に、卒業生が就職先に困るわけではありません。 しかし、もし、工学部に入学する学生のみなさんが、工学部は「就職に強く」はともかく、「企業に終身雇用してもらえる」、「一生稼げるスキルが学べる」と思ったら、それは少々危ういと感じます。企業や事業も、個人のスキルも一生続

    大学入試で人気復活の工学部で何を学ぶべきか?
    scicom
    scicom 2013/07/01
    大学入試で人気復活の工学部で何を学ぶべきか?
  • Google CEO Larry Pageが語ったこと

    Google I/O 2013では、AndroidChromeGoogle Glassというプラットフォームの他にも様々な新技術披露されました。また基調講演ではあまり公の場に姿を表さないCEO Larry Page氏が登壇し、参加者に語りかけました。 「我々は、世界を良くする可能性を持つテクノロジーに対して、楽観的で深い思いを共有するためここにいます」とPage氏は会場に、そしてYouTubeでI/Oを見ている人々に語りかけました。Page氏のスピーチは、世界をより良いものにする「テクノロジーが持つ可能性」への深い信頼と大きな期待、そしてテクノロジーを使って世界をより良くしていくギークとしての強い使命感がこもったものでした。 「Androidを初めとする新しい技術が急速に普及しています。そのスピードはまさに驚異的です」とPage氏は言います。 「我々がこれまでに思い描いたほとんどのセ

    Google CEO Larry Pageが語ったこと
    scicom
    scicom 2013/06/09
    Google CEO Larry Pageが語ったこと
  • 「理系離れ」と「オモチャ」

    「最近は工具の使い方を知らない親御さんが多くて驚いています。これじゃあ、お子さんたちが理科離れしてしまうのも仕方がないですね」――。 ある電子部品のメーカーを取材した時に、担当の方がこんなことを言っていました。その部品メーカーは、親子参加の工作教室を定期的に開催していますが、夏休みの終わりごろになるとお子さんの工作課題のために申し込みが殺到するとのこと。はんだ付けの方法も分からない親御さんが多く、手取り足取りで教える必要があるそうです。言われてみれば私自身も数年前にパソコンを自作した以外では、モノを組み立てたりすることから久しく遠ざかっています。工学部出身の自分がそうですから、そうでない親御さんは言わずもがなだと思います。 近年、若い人たちの理科離れが深刻化していることが社会的にも問題視されています。大学の工学部への進学を志望する人は、ここ10年で半減したとも言われています。こうした中、理

    「理系離れ」と「オモチャ」
    scicom
    scicom 2013/03/19
    「理系離れ」と「オモチャ」
  • 限りないフロンティア:米国の科学と産業政策 (1)

    今回のブログは、米国の科学政策をひも解くものです。「シリコンバレーの秘密の歴史」シリーズでも語られてきましたが、米国の科学技術は、軍事産業と表裏一体で発展したことが分かります。第二次世界大戦まで、国家の技術政策を民間に任せていたという事実も語られています。(ITpro) 米国は過去70年間に、基礎科学と応用科学の研究に巨額を投じました。米国政府による研究への資金投入は、第二次世界大戦中、ドイツと日をうち負かすための兵器システムに対する米軍の要求から始まりました。第二次世界大戦後は、米国政府による研究への投資の責務は、兵器開発の研究機関および宇宙探査の研究機関(全て顧客ニーズに応じたもの)と、科学と医学の基礎・応用研究に資金提供する研究機関(専門家の意見に応じたもの)に二分されました。 皮肉なことに、米国政府は強力な国家的科学技術政策を持っていたにもかかわらず、国家的な産業政策を持っていま

    限りないフロンティア:米国の科学と産業政策 (1)
    scicom
    scicom 2013/02/19
    限りないフロンティア:米国の科学と産業政策 (1)
  • 虚構の「まいど1号」が持ち上げられ、意義ある「はやぶさ2」がつぶされる現実

    「まだこんなことが信じられているのか」。テレビのニュース番組を見ていてうんざりした気分になりました。東京都大田区の町工場が中心になって開発した「下町ボブスレー」を取り上げたニュースでのこと。「東大阪でも町工場が『まいど1号』という人工衛星を作って打ち上げたことがあった」と紹介されたのです。 この番組の内容を信じる限り、ボブスレーは当に大田区の町工場が開発しているようです。これに対し、まいど1号(SOHLA-1)は名目上は東大阪市の中小企業から成る東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA、現 宇宙開発協同組合SOHLA)が開発したことになっています。しかし、実態はほぼ「宇宙航空研究開発機構(JAXA)が作った衛星」です。その事情を、日経エレクトロニクス雑誌ブログ「まいど1号の憂」で取り上げました。 このコラムで私は「(東大阪の企業は)衛星の構造体をJAXAから渡された図面に従って製作したり、衛

    虚構の「まいど1号」が持ち上げられ、意義ある「はやぶさ2」がつぶされる現実
    scicom
    scicom 2013/01/08
    虚構の「まいど1号」が持ち上げられ、意義ある「はやぶさ2」がつぶされる現実
  • 米政府がインキューベーターを開始――全米科学財団のイノベーション部隊

    今回の投稿では、2011年に全米科学財団(NSF)が設立した「イノベーション部隊」の詳細を解説している。ブランク氏は、長い間研究に従事し、比較的年齢が高い科学者やエンジニアに対して、スタートアップの手法に挑ませるのは大きな賭けだったと語っている。(ITpro) 米国政府は、この2カ月間に渡り、第2次世界大戦以降最も大胆不敵な実験を、アントレプレナーシップにおいて推進しています。米国の最も優秀な科学者とエンジニアのために、インキュベーター(孵化機関)を設立したのです。今週、その成果をみることができました。 21チームに所属する総勢63人の科学者とエンジニアは、8週間に合計2000回顧客を訪問し、研究所のアイデアを強力なスタートアップ企業へと変貌させました。21チーム中19チームは、その技術を商品化する方向です。それは驚異的な努力の賜物と言えるでしょう。 国はあなたが必要だ 全米科学財団(NS

    米政府がインキューベーターを開始――全米科学財団のイノベーション部隊
    scicom
    scicom 2012/01/10
    米政府がインキューベーターを開始――全米科学財団のイノベーション部隊 -:ITpro
  • ついに来た!科学者とエンジニアの新しい時代

    米国では、科学分野に起業の手法を応用しようという取り組みが始まった。NSF(全米科学財団)が始めたプログラム「イノベーション部隊(Innovation Corps)」で、6カ月の実験と学習、発見の反復を通じてビジネスモデルを見出そうというものである。この取り組みが、科学分野における米国の活力を生み出すかもしれない。(ITpro) シリコンバレーは、科学者とエンジニアが牽引する応用実験の時代に生まれました。その応用実験は、純粋な研究というよりは、学びと発見、反復、そして実行を通じて、市場に製品を送り出すという、大きなリスクを負う文化と言えるものです。このやり方が、シリコンバレーのアントレプレナーの気風を形成しました。 スタートアップ企業では、資金が続く限り失敗は経験と見なされたのです。 ベンチャーキャピタル(VC)と技術アントレプレナーシップの相互関係は、過去50年のビジネス分野における偉大

    ついに来た!科学者とエンジニアの新しい時代
    scicom
    scicom 2011/11/22
    ついに来た!科学者とエンジニアの新しい時代 - 今こそ! シリコンバレーに学ぶ“興す力”――ブランク氏...:ITpro
  • 東大生産研、異分野融合の研究開発リーダーの育成教育プログラムを開始

    東京大学生産技術研究所は、企業が新事業展開を図る基となる異分野融合の研究開発プロジェクトを提案し指揮できる研究開発リーダーを育成する「NExTプログラム」を2011年10月から始めると発表した。NExTは「New Expertise Training Program」の略称で、日語では「社会人新能力構築支援プログラム」と表記している。 生産研は、同プログラムを2011年10月から始める。受講対象者は企業などに勤める30~40歳代の研究開発者などで、第一回目は5人~10人募集する予定だ。受講志願者を今年7月に募集し、8月に書類審査・面接し選考する計画である。 同プログラムを運営する代表を務める藤田博之教授は「日企業が国際市場で事業展開に低迷するケースが増えている理由は、社会状況と最新技術動向を俯瞰的に把握し、異分野を融合して問題解決を図ることができる人材教育が不十分なため」と分析する。例

    東大生産研、異分野融合の研究開発リーダーの育成教育プログラムを開始
    scicom
    scicom 2011/05/13
    東大生産研,異分野融合の研究開発リーダーの育成教育プログラムを開始
  • 全学生・教職員にiPhoneを無償貸与

    横浜商科大学は商学科、貿易・観光学科、経営情報学科の3学科からなる文科系大学だ。同大学は2010年4月から、ソフトバンクグループとの産学連携の取り組みの一環として、約1600人の全学生・教職員にiPhone 3GSを無償貸与している。学生および教職員は、基料金や通信費を負担することなく(他社の携帯電話/固定電話との通話、21時から25時までの通話、パケット通信を除く)iPhoneを利用できる。 iPhoneを配布するにあたり、同大学はつるみキャンパス(横浜市鶴見区)に約100台の無線LANルーターを導入し、大学敷地内であればどこでも使える無線LAN環境を整備した。これにより学生や教職員は、キャンパス内であれば有償の携帯電話によるパケット通信を行うことなくインターネットを利用できるようになった。また、ソフトバンクモバイルはつるみキャンパス付近に携帯電話の基地局を4局新設した。 同大学 貿易

    全学生・教職員にiPhoneを無償貸与
    scicom
    scicom 2011/01/17
    事例データベース 横浜商科大学全学生・教職員にiPhoneを無償貸与 eラーニングで新しい教育モデルを構築し、若年人口の減少に対応
  • 足の裏に付いた飯粒

    人の助言は貴重なものである。しかし、ただ聞くだけでは何にもならないから、それを自分流に消化する必要がある。そうしなければ助言を生かすことができないからである。人生の節目節目に私は先達の助言を積極的に求めた。学位を取ったときにお祝いやら感想やら激励やらの助言をもらったが、その中で3つの助言は今でも心に残っている。面白いと思うのでそれを紹介しよう。 「学位は足の裏に付いた飯粒みたいなもの」 まずは会社のある先輩からのもので、「おめでとう、学位は足の裏に付いた飯粒みたいなものだよ、取ってもえないが取らなければ気になる」というものである。ともかく、ウイットが効いていて、またその語呂が良いのにまず感心した。皮肉にあふれているように思えるその助言を面白いと思っただけで、礼を言ってその場は終った。しかし、後になってよくよく考えてみるとその内容は誠に含蓄の深いものであることを悟った。「えない」とは、文

    足の裏に付いた飯粒
    scicom
    scicom 2010/10/22
    足の裏に付いた飯粒
  • 文科省、研究者を支援するリサーチ・アドミニストレター育成施策を提案

    文部科学省は平成23年度(2011年度)の新規施策案として、大学や公的研究機関の教員・研究者が研究開発活動に専念できる研究環境を整備する施策「リサーチ・アドミニストレターを育成・確保するシステムの整備」を予算規模5億円で新設する予定だ。平成22年度(2010年度)の「成長を牽引する若手研究人材の総合育成・支援イニシアティブ」施策は予算348億円を確保したが、来年度は同施策を484億円に増額して拡充する一環として、新施策としてリサーチ・アドミニストレターの育成・確保を盛り込む構えだ。 リサーチ・アドミニストレターとは、米国などで活躍する研究開発支援や産学連携支援を担当している研究開発マネジメントの専門職であり、米国では大学や公的研究機関などで約15万人が活動している。米国では専門職として「University Research Administrator」という資格制度を設けて能力を担保し、

    文科省、研究者を支援するリサーチ・アドミニストレター育成施策を提案
    scicom
    scicom 2010/09/28
    文科省、研究者を支援するリサーチ・アドミニストレター育成施策を提案
  • 【ボストン紀行(3)】米国コンサルと日本のイノベーションについて議論

    イノベーションを題材に様々な研究をし、そして多くの書物を書いている米Harvard Business SchoolのClayton M. Christensen教授に「是非お会いしたい」と、何の面識もないのに連絡した。すると、「自分はボストンにいないので、自分が創設したイノベーションに関するコンサルティング会社のメンバーを紹介する」と返事をもらった。 紹介してもらったのは米Harvard Universityで物理学博士号を修得したDavid Duncan氏。イノベーションのモデルについて2時間以上議論させてもらった。当に貴重な機会がもらえたと思っている。 ビジネス・イノベーションを目指すべき 訪問する前に、私は国家イノベーション戦略を議論したいと連絡していた。先方からいただいた資料にも目を通していたので、議論はいきなり深まった。 いろいろ話した中で印象的だったのは、(1)テクノロジー

    【ボストン紀行(3)】米国コンサルと日本のイノベーションについて議論
    scicom
    scicom 2010/09/02
    【ボストン紀行(3)】米国コンサルと日本のイノベーションについて議論 藤末 健三=早稲田大学客員教授,参議院議員
  • 「はやぶさ」の成果とは何なのか?

    2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」(写真)が2003年の打ち上げから約7年をへて地球に帰還し、カプセルの回収に成功した。筆者は部屋の片隅でほこりをかぶっている小冊子を読んでみたくなった。4年ほど前の2006年秋に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)「はやぶさ」プロジェクトマネージャーである川口淳一郎教授の講演を聞いた時の講演録だ。 この講演の時点で、はやぶさは既に満身創痍(そうい)だった。ホイールが壊れ、燃料が枯渇しかけた状態で、宇宙空間で漂っていた。川口教授は「2010年に地球に帰そうとしているが、まだまだ困難なことが続く」と率直に話していた。 “着陸失敗”を強調していたマスコミ 講演録によると、川口教授は「記者会見で、記者たちはフレンドリーに質問してくれるのに、翌朝新聞を見ると“着陸失敗”と書いてある。(見出しを付ける)編集部の人はなかなか厳しい」と冗談交じ

    「はやぶさ」の成果とは何なのか?
    scicom
    scicom 2010/07/16
    「はやぶさ」の成果とは何なのか?
  • [IT Japan 2010]「“本社は日本”を見直せ」---日本IBMの椎木専務

    写真●日IBMの椎木茂 専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業 コンサルティング&システムインテグレーション統括 「日企業が生き残るためには社を日に置くことに固執せず、世界を一つとして考える企業モデルに革新すべきだ」。日IBMの椎木茂 専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業 コンサルティング&システムインテグレーション統括(写真)は2010年7月15日、「IT Japan 2010」に登壇し、「グローバル化が加速する中で日企業が生き残る道」と題して講演した。 椎木専務が日企業のグローバル化を訴える背景には、「日経済が非常に厳しい」という現実がある。「世界における日の経済地位はこの10年で3位から17位に後退した。内需拡大も限界に来ている。海外投資が進む一方で日国内投資はマイナス傾向にある」(椎木専務)。 アジアでの日の立ち位置も低下しているという。

    [IT Japan 2010]「“本社は日本”を見直せ」---日本IBMの椎木専務
    scicom
    scicom 2010/07/16
    [IT Japan 2010]「“本社は日本”を見直せ」---日本IBMの椎木専務
  • 「5年後、言葉の壁は消える」、グーグルが検索技術への取り組みを披露

    グーグルは2010年6月8日、「検索の科学」と題したイベントを開催した。エンジニアリングリサーチ担当の上級副社長アラン・ユースタス氏をはじめ、検索の技術研究や製品開発を担当するエンジニアが登壇。現在までの検索技術の進化と、今後のビジョンを語った。 「かつて、Web検索で得た情報の中身は、古いのが当たり前だった。今では1分前に更新された情報ですら、検索できるようになった」。ユースタス上級副社長は、Web検索技術の進化の一端を、こう説明する(写真1)。 リアルタイム検索に加えて、グーグルがここ数年かけて取り組んできたテーマが、個人ごとに最適な検索を可能にする「パーソナライズド検索」、音声による検索や動画検索などだ。「検索は来、とてもパーソナルなものだ。同じ『膝』という単語でも、医者の場合と患者の女性の場合とでは、求める結果の種類もレベルも違う。医者などに向けて学術論文検索を提供しているのは

    「5年後、言葉の壁は消える」、グーグルが検索技術への取り組みを披露
    scicom
    scicom 2010/06/09
    「5年後、言葉の壁は消える」、グーグルが検索技術への取り組みを披露
  • あの有名企業も参加したキャリア相談会に潜入

    少し前の話になりますが,3月17~20日の応用物理学会 学術講演会の会場の一角で,初日午後に開催されたイベント「博士のキャリア相談会」を見て来ました。応用物理学会が招へいしたキャリアアドバイザーや企業・研究機関の相談員が,学生のキャリア設計,就職,進学に関して,あらゆる相談に乗ってくれるというものです。 応物学会に聞くと,この企画は今回で3回目になるとのこと。調べてみると,他の学会でも,学生のキャリア支援に関するイベントを開催しているようです。もう15年以上も前のことですが,筆者が学生のころは,こうした企画はなかったように思います。時代が変わって,学生の悩みが増えているのか。厳しい就職活動など今の学生の悩みに関するニュースはたびたび耳に入ってきますが,「ぜひ現場を見て体感してこよう」と思い立ち,会場の東海大学湘南キャンパスに向かいました。 実際に会場に行ってみると,知らなかったことや想像し

    あの有名企業も参加したキャリア相談会に潜入
    scicom
    scicom 2010/04/20
    あの有名企業も参加したキャリア相談会に潜入
  • 「エンジニアは他流試合に出るべきだ」。来たれ技術立国を担う30代

    エンジニアは他流試合に出るべきだ」。来たれ技術立国を担う30代 京都大学 工学研究科教授 竹内佐和子氏(Nissan LPIE プログラムディレクター) 財団法人日産科学振興財団のリーダー養成プログラム「Nissan LPIE(Nissan Leadership Program for Innovative Engineers)」では、2010年5月から第5期のプログラムがスタートする。参加者には文理融合型のチームを組んで、ビジネスとテクノロジーを融合した新事業の検討プロジェクトを推進してもらうという。プログラムディレクターを務める竹内佐和子京都大学教授に狙いを聞いた。(聞き手は小林 暢子=日経情報ストラテジー) 「Nissan LPIE」の目的は何か。 30代前後のミッドキャリアの人材開発だ。日の企業人や研究者は、特定の組織や専門分野だけで仕事をし、他流試合を経験する機会が少ない。そ

    「エンジニアは他流試合に出るべきだ」。来たれ技術立国を担う30代
    scicom
    scicom 2010/03/08
    「エンジニアは他流試合に出るべきだ」。来たれ技術立国を担う30代 - インタビュー