<笑いと友情> 人気若手俳優、池松壮亮と菅田将暉のツートップ映画なんて観るしかないじゃないか。漫才的・関西的なノリには最初はついていきづらかったけど、渋谷の真ん中の映画館で主演俳優目当てと思われるティーンに混じって観客みんなでケラケラ笑いながら気楽に楽しんだ。漫画原作でネタはすでにあるとはいえ、映像化にあたって撮影の仕方や、会話の間だったり、役者の能力・魅力だったり、障害は幾つもあったはずで結果的にあれだけの笑いを起こさせたのは大変なことだと思う。 1話、2話とくだらない駄話、駄話の短編集で行くかと思いきや「0話」で話を引き締めてきて「ああそういう物語か」と唸った。あくまでセトとウツミの「二人の物語」で割り切っていて、樫村さん(中条あやみ)は絶妙な所で二人の間に入ってこないし、安易に色恋で掻き回させなかったのも青春映画的でよかった。プラトニック! ただ確かにゆるい雰囲気に反して、かっちりと