貧困率。最近,よく耳目にする指標ですが,字のごとく,貧困状態にある人が国民全体の何%かです。ここでいう貧困とは,衣食住にも事欠くといった絶対貧困ではなく,当該社会の生活水準からした,相対的な意味合いのものです。 具体的には,年収が中央値の半分に満たない世帯の割合をいいます。最新の厚労省『国民生活基礎調査』のデータを使って,計算してみましょう。 2014年の調査対象となた6837世帯の年収分布は,以下のようです。下記サイトの表24より数値を採取して,作成しました。調査の前年(2013年)の世帯年収分布です。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001031016 最も多いのは,年収250万以上300万未満の世帯となっています。単身世帯や高齢世帯も含む全世帯の分布ですので,こんなものでしょう。 この分布から相対的貧困率を出すの