調査会社のICT総研は6月8日、国内の個人向けクラウドストレージ市場規模(有料サービスの売上高ベース)が、2019年度は前年度比6.0%増の776億円だったとの調査結果を発表した。消費者がスマートフォンやPCに保存する写真、動画、音楽などのデータ量が増加傾向にあるため。今後も拡大が続き、市場規模は20年度に805億円、21年度に832億円、22年度に857億円と順調に拡大する見込みという。 国内市場で個人利用者が最も多いクラウドストレージは「Google Drive」(22.7%)。2位は「iCloud drive」(19.2%)、3位は「Dropbox」(13.0%)。4位は「Microsoft OneDrive」(12.7%)、5位は「Evernote」(5.6%)と続いた。法人ユーザーが多い「Box」は7位だった。 ICT総研は「多くの個人ユーザーは複数のサービスを併用して使い分けて