応答せよ、応答せよ。こちら増田探検隊第三部隊。俺はコードネーム:マス4545だ。 目標が見えてきた。現在、増田樹海の最奥部《最果ての地》に来ている。霧が深い。周りがよく見えない。 「きゃあああああああああああああああっっ」 そのときイアリ072が悲鳴を上げた。どうしたイアリ! 何があった。俺はすぐに彼女に駆け寄って、肩を揺さぶった。彼女は焦点の合わない目で、歯をカタカタと鳴らしている。彼女は俺の背後の、遠くの方を指差した。 何だ? 振り返って、目を凝らす。そして俺は驚愕することになる。天まで届きそうな高い塔が、聳え立っていたのだ。 「Why? ……はてな社のマッドサイエンティストが作った狂気の実験施設がどうしてここに……」 「し、知らないわよ! あたしたち、sabacurryを追って来たんじゃなかったの?」 俺はすぐにトランシーバーを手に取った。 本部、本部、応答せよ。こちら増田探検隊第三