「よくテレビや映画では巨大隕石が衝突して爆風と津波が・・」という映像描写がCGなどでなされることがある。あの手の描写は様々な監修が入っているが、もちろんそのままでは絵にならないので、ある程度のテレビ向けのデフォルメが入っている。 そのひとつには明るさの調節がある。より写実的な映像をつくるなら衝突は真っ白な閃光につつまれて何も見えない。何故かというと、天体衝突はメチャクチャ明るいのだ。塵のように小さな流れ星でさえ、100km離れた地上の人間にはっきりと認識できるほどの光を放つ。 流星が切り裂く大気のトンネルは幅数ミリメートル! 〜すばるによる画像から初の測定に成功 隕石落下の目撃談では「太陽より明るい閃光が突然あらわれ・・・」という証言がよく見られるように、それほど大きくない隕石ですらその閃光は太陽を凌駕する。 そして巨大な小惑星や彗星が大気圏突入時に放つ閃光は核のそれより何桁も明るい。衝突