ロシアの宇宙開発企業「エネルギヤ」のロポタ社長は10日、地球の周囲に大量に漂う使用済み人工衛星などの宇宙ごみが国際的な問題となる中、「掃除宇宙船」の開発で巨利を狙う構想を明らかにした。インタファクス通信が伝えた。 同社長は、人工衛星などの安全を脅かす大きな宇宙ごみは約1200個に上ると指摘。宇宙ごみの掃除ビジネスは2020年までに30億ドル(約2700億円)の市場になりうると予測した上で、その4分の1はロシアが受注すべきだとしている。 同社の既存の宇宙船にごみを集める機器を増設し、掃除船とする構想だが、詳細は決まっていないという。(共同)