米国立保健研究所(NIH)は5日、2020年と21年はともに、新型コロナウイルスが国内死因の3位になったと発表した。21年は20年と比べ、若い世代で新型コロナが死因の上位に入る傾向にあったとの分析も明らかにした。 米疾病対策センター(CDC)によると、米国内では新型コロナによって100万人超が死亡している。NIHの研究者らは20年の死因のデータと、今年5月5日時点で確定していた21年1~10月の死因のデータを分析し、米医師会雑誌(JAMA)に掲載した論文で公表した。 両年とも、米国で最も多かった死因は心疾患で、2番目はがん、3番目は新型コロナだった。薬の過剰摂取などを含む事故死、脳卒中が続いた。20年3~12月と21年1~10月の期間はそれぞれ、約35万人が新型コロナで亡くなり、全体の約8分の1を占めた。 年代別の死因をみると、20…
