15世紀に描かれたボッティチェリの絵画が、伊ナポリの当局によって回収された/Carabinieri for the Protection of Cultural Heritage ローマ(CNN) 15世紀のイタリアの巨匠サンドロ・ボッティチェリが描いた絵画で、1980年代以降所在不明と記録されていた作品が、イタリア南部の住居で見つかった。 聖母マリアと幼いキリストが描かれたこの作品は、ナポリ近郊の町グラニャーノの住居で発見された。伊警察でナポリの文化遺産保護を担当する部局が明らかにした。 「ビーナスの誕生」や「プリマベーラ(春)」といった代表作で知られるボッティチェリの手掛けた同作の価値は、伊当局の推計で少なくとも1億ユーロ(約160億円)。作品は1470年、ローマ・カトリック教会の依頼で制作された。 大きさは縦80センチ、横58センチ。木の板に描かれたテンペラ画で、ナポリ郊外のサンタ・
ボッティチェリの名画に登場するビーナスがAI技術でイタリアの新たな観光大使に/Ministero del Turismo/YouTube (CNN) イタリア観光省はこのほど、15世紀の画家ボッティチェリの絵に描かれた女神ビーナスを「バーチャル・インフルエンサー」として起用するキャンペーンを打ち出した。画像の生成には人工知能(AI)技術の助けを借りている。 ビーナスはボッティチェリの「ビーナスの誕生」や「プリマベーラ(春)」といった名画に登場する愛の女神。スパゲティを食べたり、ローマの円形闘技場の前で短パン姿になったりするとは、ボッティチェリ本人は想像もしていなかっただろう。 観光キャンペーンは「驚異への入り口」と銘打たれ、現代の有名デザイナーの服を着たビーナスがサンマルコ広場で自撮りしたり、円形闘技場の前で自転車に乗ったり、コモ湖の湖畔でピザを食べたりする姿が扱われている。 観光省の発表
2021年11月にオープンし、大手町の中心部でアートを楽しめる空間として注目を集めている丸紅ギャラリー。このギャラリーで開館記念展III「ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」が12月1日(木)に開幕した。メインで展示される作品は、なんとたった1点、日本唯一のボッティチェリ作品《美しきシモネッタ》のみ。 なぜ、たった1点だけなのか? この作品の魅力、そして展覧会と丸紅ギャラリーについて、国内外の美術館に詳しい美術ライターの浦島茂世が、館長の杉浦勉さんにお話を伺った。 丸紅がギャラリーを作ることとなったわけ 「芸術に関する仕事に携わってみたいと最初に考えたのは大学3年の頃、丸紅から就職案内の資料が送られてきたときです。なんの気なしに眺めていると、そこには丸紅が総合商社として初めてアートビジネスに携わること、そして今回展示する作品、ボッティチェリの《美しきシモネッタ》を含めた絵が写真入りで
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