回転焼き? 大判焼き? いえいえ、関西の人なら「御座候(ござそうろう)」。創業当時から実演販売の手法を続け、あんこを皮で包んだアツアツを食べられる。でも、暑い夏はちょっと……。そんな甘党のためにうまれたアイスバーの人気が広がっている。 夏季限定で店頭に並ぶ「御座候アイスバー」。店頭に初めて並んだ2019年は5店舗だけだったが、今年は47店舗で取り扱う。 最大の特徴は、皮にある。あんこのアイスの中に砕いた御座候の皮が練り込まれ、あの風味が再現されている。甘さは控えめ。 発案したのは「御座候」(本社・兵庫県姫路市)の研究開発室の石川雄大室長(50)。 絶大な知名度と人気を誇るあのライバル 御座候をアイスにする構想は、実は8年ほど前からあった。だが、市場にはすでに強敵がいる。絶大な知名度と人気を誇る井村屋(本社・津市)の「あずきバー」だ。 同じような商品を世に出しても「御座候のブランドをいかせな