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ブックマーク / bn.dodgson.org (12)

  • K のこと -- steps to phantasien t(2007-11-03)

    友人の話をしよう. 先達に敬意を表し, 仮に彼を K と呼ぶ. (イニシャルは便宜的なものだ; 向上心云々と罵ったこともないし, 恋人を寝取ってもいない.) ある時期, 私は K と一緒に働いていた. 今は違う会社にいるけれど, 互いに暇なのか, このごろもよく二人で管を巻いている. 1 K は優秀なプログラマだ. いつも敵わないと思う. 一緒に仕事をしていたこともあり, プログラマとしての私は K から強い影響をうけている. たとえば私が自動テストを始めた発端には K がいる. コードレビューもそう. この日記に出てくる話も K の影響は色濃い. 私は K のあとを追いかけるようにプログラマを続けている. K と働いてはじめて, ああ, 物事とはこう改善していくものなのかと知った. 何か問題を感じると K は試行錯誤を始める. 問題は私が諦めていたものもあるし, そもそも気付かないものも

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    secondlife 2015/04/23
    “<泥の中で一歩を踏みだす>”
  • WEB+DB PRESS 総集編 / I told my code to sing - steps to phantasien(2011-10-15)

    "わたしはじぶんのコードにうたえと命じた" と題して WEB+DB PRESS 総集編 に小話を 書かせていただきました. レビューしてくれたひとありがとう. 表題は モンキービジネス 14 号 に載っていた 柴田元幸訳 ディキンスン の "わたしはじぶんの魂にうたえと命じた" から. 小話はさておき, 私にとって一番面白かったのは...目次だった. 時代の移りかわりを感じられていい. 記事体は古い方から読んでいくと楽しい. 私はふだんテクノロジの世代交代が進まないもどかしさを感じているけれど, JSP と ASP (ASP.NET ではなく) を説明した記事のおかげで 無事に滅びたテクノロジもそれなりにあったことを思いだした. そういえば SOAP もだいたい滅びたよね. 時代はちゃんと前にすすんでいる. めでたい. いま必要な新しいテクノロジーを調べるだけでなく 消えてしまったテクノ

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    secondlife 2011/10/17
    相変わらず moritta さんは読んでて面白い話を書かれる…!
  • Reading Readability - Backnumbers: Steps to Phantasien

    最近コードを読んでない. リハビリしようと軽めのものを探し, Readability を眺めてみた. Readability はもともと Instapaper にヒントを得て 書かれたブックマークレットで, HTML ページの文だけを抽出して見やすく表示する. Safari Reader の元ともなっており, 最近は 独立したサービス にもなった. Google Code でホストされているオープンソース版は実験ブックマークレット当時のもの. 2000 行くらい. 新しくはないけれど, 軽めのコードという趣旨にはあう. (私が Instapaper for Kindle ファンなのも Readability を読む気になった理由かもしれない. 題と関係ないけど Instapaper はちいさい Kindle のキラーアプリだと思うんだよね.) 文抽出 Readability の肝であ

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    secondlife 2011/04/24
    本文抽出、PhantomJS CoffeeScript
  • はじめての Chromium Land - steps to phantasien(2011-02-19)

    はじめてまじめに ...といってもたぶん 500 行くらい... WebKit ではなく Chromium 側のコードを書いている. まだレビューをとおってないため現在形. でかすぎてビルドの遅い Chromium より Mac WebKit をいじる方が快適という同僚もいたけれど, コード自体は Chromium の方がだいぶモダンだよなあ. 普通に unit test が書けるありがたさといったらない. Developer testing まず gtest が良くできていて感心する. static initializer を使ってケースの登録を分散化したり, コマンドラインフラグでテストケースを一覧選別できたり, プロセスを分離してクラッシュに強くしたり, クラッシュしたテストケースの backtrace をだしたり. でかい C++ のコードベース相手にテストをスケールするための工夫

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    secondlife 2011/03/09
    "順当にいくと圧力に負けることを見越し, トップダウンでリファクタリングを敢行するのはえらい"
  • WebKit はリリースしない - steps to phantasien(2011-01-16)

    ウェブをみていたらこんな風に書いているページがあった. WebKitは、現在も改良が加えられ、日々「現在開発中のWebKit」が開発者や先端ユーザー向けに提供されています。 ある程度、安定した機能を次のリリース用として仕様を固めたバージョンが、開発中バージョンとは別に作られ、一般ユーザーにも使えるよう、バグが少ない安定したコードになるまでデバッグが繰り返されます。 そして安定したバージョンを、各ソフトウェア提供企業が採用して、製品に使われるようになるのです。 この説明に間違いは無いと思うけれど, たぶん読んだ人の印象と実体は少し違うと思う. このズレに実害は無いと知りつつ, いい機会なので WebKit のリリースについて私の理解を説明してみたいとおもう. 最近 webkit-dev メーリングリストに "Best way to track feature evolution from r

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    secondlife 2011/01/17
    "工学上の問題を高度な設計ではなくバザール的な人海戦術で, しかもいくつもの企業から集まった会社員プログラマの人月で解決していく WebKit の様子は, オープンソースプロジェクトのあり方として面白いとおもう"
  • たばこの吸えるスタバより - steps to phantasien(2010-10-02)

    アジャイル開発の質とスケールアップ を読んだ. 書は前半がアジャイルの復習, 後半が大きなプロジェクトへのアジャイルの適用を扱っている. 前半は網羅的なぶん記述が bullet listive になりがちで面白くない. 後半が題を扱っている. 著者のレフィングウェルは様々な大規模プロジェクト, 特に IBM/Rational での 開発を通じて得た大規模開発の知見をアジャイルの言葉で説明しようとする. まずチームの分割, 役割分担の話. それからイテレーション, リリースの話に続く. そのほか分散開発やアーキテクチャ, 組織のありかたについても章を割いている. 私はなりゆきから大き目のプロジェクトに参加しており, おかげでこのは興味深く読めた. ただ不満な部分もあった. 扱っている話題は他人事じゃない. 大きなプロジェクトでの頻繁なリリース. 国をまたいだ分散開発. 機能別チームの

  • 近況 - "チームがよくなる" 感じについて - steps to phantasien(2009-12-31)

    2009-12-31 近況 プログラマとしての成長が感じられない一年だった. 目先の仕事に気をとられ, 問題についてよく考える時間をとらなかった. 過労を言い訳に勉強もしなかった. 情けない. 一方で仕事のチームでは成長を感じることができた. せっかくだから, "チームがよくなる" 感じについて書いてみたいとおもう. 最近, 私のいるチームはコードレビューをするようになった. 私はこれまで仕事の中でコードレビューを実施しょうと試行錯誤してきたけれど, チームに定着することは少なかった. コードレビューはそれなりに面倒な作業なので, 特に組織的な外圧がないところではさぼられがちだと思う. けれど今のチームは外圧なしでやっている. およそ一年間のプロジェクトを通じ, このチームがコードレビューをするに至った道程を振り返ると, チームが成長する様子をうまく捉えることができるかもしれない. フェー

  • OpenGL と LLVM の話 - steps to phantasien t(2008-01-19)

    昔の同僚の Apple ファンからメールをもらった. 去年のマイコミジャーナルの記事 にある OpenGL と LLVM の関係がようわからんので教えろとのこと. ざっと説明を書いてみたらそれなりに良いまとめになった気がするので 無断転載してみることに. 若干くどくて知ったかぶり風なのは見逃してください. 1. Shading Language について 最近の OpenGL には Shading Language (略して GLSL) というのがあります. 物体の質感を表現するための専用言語, いわゆる DSL です. 昔の OpenGL は質感の表現に使う式が固定されていて, プログラマはパラメタだけを指定していました. リッチな質感を表現するのにはテクスチャを使い, 更にリッチにするときは複数のテクスチャを使って色々やってました. これを "固定機能パイプライン" といいます. ハー

  • papergraph - Backnumbers: Steps to Phantasien

    隣の同僚が papervision 3d で遊んでいた. 案外よくできていて面白い. 私もコードを眺めてみようと まず Google Code にある レポジトリからチェックアウト. まえ "かさぶた。" に Z ソートだと書いてあったのを思いだし調べてみたら, たしかにソートしている. わーおい... そんなかんじで読み進めたけれど, いまいち好みが合わない. それにシーングラフの API だけなのはもどかしい. もっと DirectX や OpenGL みたいな切り口にできないものか ... というわけで書いてみた. 家に敬意を表し "papergraph" と命名した: デモ, レポジトリ, スナップショット 最小限のコードはこんなかんじ: package { .... public class Hello extends Sprite { .... public function

  • steps to phantasien t(2006-11-11) Project Tamarin

    Adobe が ActionScript3 の VM "AVM2" をオープンソース化し, Mozilla に寄贈した. 今後 Mozilla2 に向けて体の JavaScript 実装 (SpiderMonkey) と統合していくという. 寄贈されたのは VM だけ. コンパイラはない. そこは SpiderMonkey のパーサを使ってがんばるらしい. SpiderMonkey の実装は bytecode 指向だから, 頑張ればなんとかなるのかな。 (すくなくとも構文木ベースの WebKit JavaScriptCore に繋ぐよりは楽そうだ.) この Opensourced AVM2 は名前が "Tamarin". 響きがかわいい. たまりん... Mozilla のエースが早速 コードをチェックインしている. せっかくなのでチェックアウトしてみた. cvs -d :pserver

  • steps to phantasien t(2007-01-03) いつもの派閥争いの話

    去年の未読 feed を消化していたら, XML vs JSON という話がぞろぞろ出てきた. 火事と喧嘩は XML の華. 最近ちょっとおとなしかったけれど, たまにはこういうのがないと寂しいよね. 火元は JSON の親玉である Douglas Crockford が XML2007 で行った講演 "JSON, The Fat-Free Alternative to XML" らしい (スライドの ppt) . XML 愛好家の集りで XML でないフォーマットの話をするとは豪胆だ. しかも暗に "おまいらおでぶちゃんとは違うんだぜ" と煽っているわけだから, XML ファンが刺激されるのも仕方ない. まとめ記事によると, 反撃の狼煙を上げたのは Scripting News らしい. でも読んでみるとあんまし JSON をわかってない節がある. 人も自覚があるのか, 議論をうながし

  • steps to phantasien t(2006-04-02) - JavaScript の暗黒面を覗く

    2006-04-02 近況 Shibuya.js のイベント に申しこんだ. が, メールアドレスを間違えたらしく登録確認のメールが来ない. 再申しこみをしようとしたら満員御礼. がっくり. JavaScript なんて嫌いだ. 今日は JavaScript の悪口を書こう. "Ajax IN ACTION" を読んで以来 AJAX 界隈を信じきれずにいる. ただ私も他人をとやかく言えるほど JavaScript のことをよく知らない. Bookmarklet を書いたり仕事のデモを作る程度. 文法の知識もいいかげんで, 型なし Java のサブセットのように使っていた. そこで不信感を晴らすべく少し JavaScript を勉強してみることにした. Web アプリケーションで仕事をしている友達に教えを乞うと, 仕様書がいちばんわかりやすいとのこと: "ECMAScript Languag

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