結婚・出産をして、長く働き続ける“フツーの女子社員”になりたい――。5年連続の売り手市場、そして働き方改革がクローズアップされる中、働きやすさ重視の就活生が増えている。私たちは新世代をどう受け入れるべきか? 売り手市場の中で採用活動が本番を迎えている。女性を積極的に獲得しようと、ピーアールに躍起になっている企業も多いが、2018年の女子学生はかなり手ごわそうだ。企業選びのキーワードはズバリ「結婚・出産・育児を重視、できれば転勤したくない」――だ。 働き方改革の動きを敏感に察知している彼女たちの視線は厳しい。法政大学キャリアデザイン学部の武石恵美子教授は、「育児をしながらキャリア形成できるかを非常に重視しています。育休などの制度だけでは十分ではないことがわかっている。制度を利用する人がキャリアから外れることなく活躍しているか、しっかりチェックしています」と語る。 転勤についても、「突然の内示