ネットを中心に広まる「インフルエンザワクチン」への不信感 最近は、どうも医療に関しての不信感が蔓延しつつあるようです。数年前、あるウイルス感染の専門家が「インフルエンザワクチンは打たないで!」と題する書籍を出版し、「ワクチンは劇薬で副作用ばかりで、まったく効かない」と述べたことも少なからず影響しているようで、「インフルエンザの予防接種は意味がない」といった情報がネットを中心に広まっています。 では、本当にインフルエンザワクチン接種には意味がないのでしょうか?この点に関して、確実であろうと思われる情報に基づいて解説します。 不活化ワクチンの接種で、重症化、肺炎、死亡のリスク減少 まず、厚労省ホームページの「インフルエンザワクチン季節性インフルエンザと新型インフルエンザ」に関する参考資料によると、「WHOの公式見解からは現行の不活化ワクチンの接種では、ウイルス感染を防御できず、インフルエンザの