チャーリー・カウフマンPhoto by Noam Galai/Getty Images 米アマゾン・スタジオが作家、小川洋子の小説「密やかな結晶」を映画化することがわかった。米Deadlineによれば、ドラマ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」のリード・モラーノが監督・製作、「マルコヴィッチの穴」「エターナル・サンシャイン」のチャーリー・カウフマンが脚本を手がける。 1994年に出版された「密やかな結晶」は、25年を経た2019年に英訳版「The Memory Police」が出版され全米図書賞にノミネートされた。物語の舞台は、記憶狩りによって、色々なものが消滅していく名もない島。リボンや花、写真など日常の小さなものから、大切な記憶までもなくなっていく。記憶を留める能力を持つわずかな人たちは、秘密警察に追われ、存在自体を消されてしまう。主人公の若手作家はある日、彼女の担当編集者が記憶を留め