2006年10月9日に観測された北朝鮮地域を震源とする波形について 2006年10月9日10時37分ごろ,九州大学が九州各地に設置している高感度地震計の数台に,北方から伝わってきたと考えられる微小な地震波形が記録されました.九州大学とデータ交換している気象庁や防災科学技術研究所,東京大学,京都大学の地震データを使用して震源を決定したところ,以下のように決まりました. 北緯 40.4度 東経 129.8度 (北朝鮮北東部の海岸部) 深さ 0km(固定) マグニチュード M4.4 発震時 10時35分39.7秒 正確な震源決定をするためには,震源を囲むように地震計を設置する必要がありますが,今回は西日本のデータのみ使用しているため,特に南北方向の精度がありません.震源がさらに北方の内陸部にある可能性が高いと推測されます. いずれにしても,この地域では過去に大きな地震が発生した記録がな