機能はシンプルなまま、画質はトップクラスに――「iPhone 4S」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ) 「iPhone 4」発売から約1年半。とうとう「iPhone 4S」が出た。見た目がiPhone 4と変わらないのだが、CPUが大幅にパワーアップしてデュアルコア仕様になり、カメラもユニット全体が強化され、めちゃ快適になった。GALAXY S IIもそうだったけど、デュアルコアは効くね。カメラを使うときも効く。4Sになってからカメラが快適になった。起動も速いし処理も速いしサクサクと撮れる。 操作も機能もシンプルで、余計な気遣いなしに気持ちよく撮れる、それがiPhoneの真骨頂なのだ。 それだけじゃなくて画質も変わってる。iPhone 4の500万画素裏面照射型CMOSセンサーから800万画素裏面照射型CMOSセンサーへ。画素数が増えただけのようだが、イメージセンサー自体がO
「Wheels for the mind」という言葉をご存じだろうか。まだ20代のスティーブ・ジョブズ氏がコンピューターとはどういうものかを語るのに使っていた表現で、最近、筆者はこれを「意志の自転車」などと訳している。 iPhone 4Sおよび同製品と一緒にリリースされたiCloudによって、アップルが提供する“意志の自転車”は、子どもでも乗り回せる補助輪付きから競技用自転車まで、自在にギアチェンジができる自転車になったのではと思っている。 話を進める前に「意志の自転車」とはどういう意味かを説明しておく必要があるだろう。 ジョブズ氏がサイエンティフィック・アトランタという科学雑誌を引用したところによれば、地上の生物の中で最もエネルギー効率がいいのはコンドルだそうだ。 コンドルは「こっちのほうに飛んでいきたい」と思って、ちょっと羽を傾けるとスーっと滑るようにしてそちらの方向に飛んでいき、「や
これはAppleが公表した全世界での「iPhone 4S」の予約実績だ。ここ日本でもソフトバンクモバイルとauの2キャリアですでに予約が始まっており、10月14日朝の発売まで、カウントダウンはすでに始まっている。 既報のとおり、iPhone 4Sは以前のiPhone 3GSの時と同様に、デザインはキープコンセプトを貫いたものの、その中にあるハードウェアやソフトウェアはすべて一新。詳細を見れば、まったく別物といってもいいほどの進化をしている。特に今回はiOSの大規模バージョンアップと足並みがそろったこともあり、どれだけ進化・変化したのかは、多くの人々が関心を持つところだろう。 筆者は今回、iPhone 4Sの日本発売に先立ち、じっくりとiPhone 4Sを試す機会を得た。今回はそのインプレッションを紹介しながら、iPhone 4Sの魅力と、同機がもたらす価値について考えてみたい。 “ユーザー
アップルの新スマートフォン、「iPhone 4S」が14日午前8時にいよいよ発売される。それに先立ち約1週間、先行して同機を触る機会に恵まれた(ソフトバンク版のiPhone 4Sを試用)。 iPhone 4は、従来とほとんど変わらない外観でありながら、その中身には「確かに未来がやってきた」と実感させられる機能が凝縮され、ふとした場面でニヤッとさせられる。 確かな違いが内部に盛り込まれた「iPhone 4S」 先週は、アップルに関して同じメディアから2度取材を受けることが多かった。iPhone 4Sの発表と、そのすぐ後に起きた悲しいニュースについてだ(関連記事)。2度目のインタビューの時、「それにしても、今回の新製品は『iPhone 5』でなくて残念でしたね」と言われることが多かったのだが、実際にiPhone 4Sを手にしていた私は複雑な心境だった。 iPhone 4Sは、見た目こそiPho
PENTAXって昔からときどき超ユニークなカメラを作るメーカーなんだけど、今回はもう大ヒット。コンセプトも面白いし、デザインも楽しいし、使い勝手や機能も「このサイズでここまでやるか」ってくらい凝ってるし、「PENTAX Q」というネーミングも最高にいい。 「遊びこそ本気で」というけれども、PENTAX Qはまさに本気で遊んでるカメラなのだ。 コンデジ用撮像素子でもここまで撮れる PENTAX Q(以下 Q)はコンデジ用撮像素子(1/2.3型の裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は1240万画素)を採用した超小型ミラーレス一眼である。ナノ一眼と銘打たれている。 Qのボディはおそろしく小さくて軽い。下手なコンデジよりも小さくて軽い。コンデジはボディの中に沈胴したレンズを収納するスペースが必要なのだけど(そうじゃない製品もあるけれど)、Qにはそれが不要だから。その分レンズをつけたときの奥行きはあ
8月31日、「レンズ交換式デジタルカメラで世界最小最軽量」という驚異的なスモールサイズを実現したペンタックス「PENTAX Q」が販売開始された。ズームレンズ「02 STANDARD ZOOM」を含むズームレンズキットは少々遅れて9月15日よりの販売開始となるが(ズームレンズ単体も9月15日発売)、まずは単焦点レンズ「01 STANDARD PRIME」の付属するレンズキットを入手したので、使用感をお伝えしていきたいと思う。 「01 STANDARD PRIME」の付属するレンズキット。同梱されているのはバッテリー、充電器、USBケーブル、ネックストラップ、マニュアル、CD-ROMなど一般的な内容 外装や手にした感覚についてはこちら(発売迫る「PENTAX Q」をじっくりと眺める 前編、後編)を参照してもらうことにして、やはり実際に手にするとその凝縮感に驚かされる。手のひらにのるコンパクト
アップル「iMac 27インチ (Mid 2011)」 アップルがディスプレイ一体型デスクトップ「iMac」シリーズのラインアップを刷新した。端正で美しい筐体デザインはそのままに、CPUやグラフィックス、インタフェースなどを大幅に強化しているのが特徴。ここでは、そのミドルモデルにあたる「iMac 27インチモデル (2.7GHzクアッドコアIntel Core i5搭載)」の特徴やパフォーマンス、前モデルからの変更点などを紹介していこう。 ■主な仕様 [製品名] iMac 27インチ (Mid 2011) [CPU] Intel Core i5 (2.7GHz) [メモリ] 4GB [HDD] 1TB [光学ドライブ] SuperDrive(DVDスーパーマルチドライブ) [グラフィックス] AMD Radeon HD 6770M [ディスプレイ]
前編に引き続き、後編ではベンチマークを中心に性能を見ていこう。新iMacは外観デザインに変化はないものの、内部では…… CPUが第2世代のCore i5/i7に変わった グラフィックス機能をアップグレード (Radeon HD 4xxx/HD 5xxxからHD 6xxx) 新インターフェース「Thunderbolt」を採用 ウェブカメラがHD対応(FaceTime HD) といった感じで、かなり手が加えられている。中でも大きな変化はCPUだろう。従来は27インチの最上位モデルだけがCore i5/4コアで、他はCore i3/2コアだったが、今回は全モデルでCore i5/4コアを採用(さらにオプションでCore i7を選択可能)。低価格帯の処理性能が底上げされた印象だ。 では、新iMacはほかのラインアップと比べて、どれくらいの性能差があるのか? 今回は21.5インチの上位モデル、27イ
日本でパソコンといえば省スペースなノートに注目が集まりがちだが、パワーやプライスパフォーマンスを求めるならまだデスクトップのほうが有利だ。中でも人気が高いのが、ディスプレー一体型。BCNランキングで2011年4月におけるデスクトップパソコンのランキングを見てみると、上位10位をすべて一体型が占めている(関連リンク)。 Macでもこの状況は同様で、デスクトップの売れ筋は一体型のiMacだ(先に挙げたBCNのランキングには、旧モデルの21.5インチiMacもランク入りしている)。5月頭に登場した最新モデルでは、全機種で第2世代Core i5/i7と新しいインターフェースの「Thunderbolt」を採用して、さらに魅力がアップした。アップルから実機を借りたので、前編では外観と使用感をチェックしていきたい。 オールインワンですぐに使える! 初めにiMacの位置付けを確認しておこう。Macはライン
“究極のオールインワン”をうたうアップルの「iMac」は、2009年に今の形へモデルチェンジして以来、3代に渡って同じボディを踏襲してきた。背面までアルミで一体成形された継ぎ目のない外観や、液晶全面をガラスで覆ったフラットなディスプレイは、いかにもアップルらしいデザインで、高い人気を支える理由の1つとなっている。 その一方で、内部システムはCore 2 DuoからNehalem世代のCore iプロセッサ、そしてSandy Bridge世代の第2世代Core iへと着実に進化してきた。1年におよそ3回のモデルチェンジを行う国内PCメーカーの製品に比べるとモデルチェンジの頻度は少ないものの、そのぶん新モデルが登場したときの性能アップはめざましい。実際、CPU処理性能は最大約1.7倍、グラフィックスも最大3倍(21.5型モデル)の向上をうたっており、旧モデルのユーザーにため息をつかせるほどだ。
Mac OS X 10.7 was first shown to the public in October 2010. The presentation was understated, especially compared to the bold rhetoric that accompanied the launches of the iPhone ("Apple reinvents the phone") and the iPad ("a magical and revolutionary device at an unbelievable price"). Instead, Steve Jobs simply called the new operating system "a sneak peek at where we're going with Mac OS X." Be
ついに降り立った未来のパソコン環境――「OS X Lion」に迫る:Macを未来へといざなう最新OS(1/4 ページ) これまで1週間ほど「OS X Lion」を使ってきて、このOSが過去のアップグレードのような1~2年先の“未来”を先取りしたものではなく、これから10年先にあるPCの姿を見据え、その方向へ大きな一歩を踏み出そうとした、かなり意欲的なアップグレードであることを確信した。Lionの操作に慣れ始めてくると、一気に未来へと足を踏み入れたかのような感覚が開けてくる。 6月に開催したWorldwide Developers Conference(WWDC 2011)の基調講演で、アップルはOS X Lionの特徴的な10の機能を紹介した(PCのあり方を再定義する「OS X Lion」)。 10の機能を列挙すると、1つ目が「マルチタッチジェスチャー」、2つ目が「フルスクリーンアプリケー
2011年05月18日18:24 カテゴリ読んだ本 風邪ウイルスがちょっとかわいく思える「かぜの科学」Tweet いささか季節外れ(いまの季節に風邪をひく人はそう多くないだろうし、ぼくもべつに風邪ひいていない)だが、ご紹介したい。風邪ウイルスがちょっとかわいく思える一冊、「かぜの科学―もっとも身近な病の生態」。 いや、かわいいとか、そんなことないか。 この本が説く風邪予防の結論は『手をよく洗う、顔に触らない』。以上! それ以上のことは、事実上予防・対策として機能しない。ビタミンCも、いわゆる風邪薬も、「暖かくしておく」ことも、「疲れないようにする」も、「免疫を高める」も、まったく意味ないとのこと。びっくりした。 とくに寒さと風邪のかかりやすさにはなんの関連もないというのにはほんとおどろいた。寒い季節に風邪を引きやすくなるのは、『人々が屋内で過ごすようになるからだ』という。 同様に「疲れて体
iPadの米国発売と同時にリリースされ、満点に近い評価と絶賛を浴びているKORG iELECTRIBE。大ベストセラーとなったビートシーケンサー「ELECTRIBE・R」をiPadアプリとしてリメイクしたものだ(ELECTRIBEもハモンドもiPadアプリに 「楽器としてのiPad」は一気に開花するか)。コルグは大手楽器メーカーとして初めて「楽器プラットフォームとしての iPad」に参入するという大英断も果たした。その意図と製品そのものについて、商品企画および開発担当者から話を聞くことができた。 なぜiPhoneじゃないのか iPadが発表されたのは1月末。iELECTRIBEのリリースは4月2日。その間3カ月もない。普通に考えるとこの期間での開発・発売というのは不可能と思えるのだが……。どうやったらできたのか? コルグでiELECTRIBEの商品企画を担当した佐藤隆弘氏は「不眠不休で」と
地震の影響で発売が延期された「iPad 2」が、いよいよ明日28日から日本でも出荷される。すでに世界26カ国で発売され、売り切れ状態が続いている爆発的人気の同製品だが、あと半日ほど経てばアップル直営店などの店頭で触れるようになるのだ。価格は最も安価な16GバイトのWi-Fiモデルが4万4800円からと、従来のiPadと比べてもさらに手頃になっている。 iPad 2の製品スペックを眺めて、「初代iPadの“後継機”でカメラがついたこと以外にそれほど違いはない」、そんなふうに思っている人もいるようだが、iPad 2を実際に手にとって細かく触ってみると、大きな違いがそこかしこに隠れていることに気づかされるはずだ。わずか1年前に登場して一世を風靡(ふうび)した初代iPadとも隔世の感があることを、そしてどこか「突き抜けて」しまったことを感じずにはいられない。 価格情報などは別の記事にまかせて、この
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く