座間市で起きた9人遺体事件において、被害者と加害者がTwitterを使って接点を持ったことから、ネットに対する規制を求める声が出ています。タレントの坂上忍氏も、11月6日放送の『バイキング』(フジテレビ系)でSNSになんらかの規制を加えるべきだという趣旨の意見を述べたとのことです。 「出会い系サイト規制法」でも児童被害は減っていない ですが、ネットへ規制は意味があるのでしょうか? それで本当に卑劣な犯罪を防ぐことができるのでしょうか? 私は一時的な効果はあっても、それだけでは根本的な解決にはつながらないと考えています。 その代表例が、「出会い系サイト規制法」の事例でしょう。インターネットと児童が絡んだ諸犯罪では、2005年に1051人の児童が出会い系サイト経由で被害に遭いましたが、10年後の2015年にはコミュニティサイト経由1652人、出会い系サイト経由93人、合計1745人となりました