組織的にマルウェアを操って各国の政府機関などから大量の情報を盗み出しているサイバースパイネットワークの存在を指摘する報告書が発表された。 セキュリティ研究者らが参加する調査機関のInformation Warfare Monitor(IWM)とShadowserver Foundationは4月6日、組織的にマルウェアを操って各国の政府機関などから大量の情報を盗み出しているサイバースパイネットワークの存在を突き止めたと発表した。 8カ月に及ぶ調査で作成した報告書によると、このネットワークはマルウェアを使い、複数の国で政府、企業、研究機関などのコンピュータネットワークへ組織的に侵入していた。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの事務所やインドの国家安全保障機関などから情報を盗み出したほか、膨大な量の国家、企業、個人についての情報を盗んでいたことが分かったとしている。 攻撃側はクラウドコンピュ
トロント大学とカナダSecDev Group、サイバー犯罪調査グループShadowserver Foundationはカナダで現地時間2010年4月5日、チベットやインドの活動を監視するスパイ・ネットワーク「Shadow」に関する調査レポート「Shadows in the Cloud:An investigation into cyber espionage 2.0」を公開した。調査に加わったITセキュリティ/検閲研究者のNart Villeneuve氏が自身のブログで明らかにした。 このレポートによると、Shadowのマルウエアはインドの政府機関や企業、教育機関、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世の事務所のほか、国際連合、米国内のパキスタン大使館などのパソコンに感染し、攻撃用ネットワークを構築していた。高度なボット制御機構を備えており、TwitterやGoogle Grou
文:Declan McCullagh(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉2010年04月07日 11時29分 米連邦控訴裁判所は米国時間4月6日、米連邦通信委員会(FCC)にネット中立性の規則をインターネットプロバイダーに課す法的権限はないとする判決を下した。 ワシントンD.C.の3人の判事は、FCCがComcastに対し2008年8月に出した停止命令を、全員一致で棄却した。Comcastは以前BitTorrentのトラフィックを減速させる措置を取り、その後2008年3月にそうしたブロック行為を自主的に停止していた。 D.C.巡回区控訴裁のDavid Tatel判事は、FCCが「自らが(規制権限を持つという)主張を(米国議会によって定められた現行法に)結びつけることに成功していない」ため、FCCはインターネットプロバイダーのネットワーク管理業務を規制する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く