<< 前の記事 | トップページ | 2010年11月19日 (金)ここに注目! 「核を維持する欧州」 NATO・北大西洋条約機構の首脳会議が19日、リスボンで開かれます。今回の会議では、今後の安全保障政策の指針となる「新戦略概念」が採択される予定ですが、ヨーロッパから撤去するかどうか議論されていたアメリカの核兵器については、これまで通り配備が続けられることになりそうです。秋元千明解説委員です。 Q ヨーロッパにはどのような核兵器が配備されているのか? Q 現在でも核兵器の配備は必要なのか? A 戦術核兵器は目標を正確に狙える技術がなかった時代に、その大きな破壊力に注目して作られた兵器であり、通常兵器が目標をピンポイントで狙える現代では軍事的な必要性はあまりない。こうしたことから、NATO加盟国のうち、ドイツ、オランダなど5カ国は戦術核兵器を撤去するよう求め、核のないヨーロッパを新戦略と