財政危機に陥っているギリシャで23日、パパンドレウ政権の緊縮政策に反対する全国規模の24時間ストライキが今年初めて行われ、一部で参加者と警官隊が激しく衝突した。 警察発表によると首都アテネ(Athens)、テッサロニキ(Thessaloniki)、ピレウス(Piraeus)などで少なくとも3万6000人が参加。アテネ中心部の国会議事堂前にあるシンタグマ広場(Syntagma Square)では、覆面の若者たちが機動隊に石や火炎瓶を投げつけ、これに機動隊が応酬し発射した催涙ガスであたり一帯が覆われた。 前年、財政破綻寸前で欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の支援を受け、緊縮財政策を課されたヨルギオス・パパンドレウ(George Papandreou)首相の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)政権は、給与や年金カット、増税、国有部門の見直し縮小など一連の赤字削減策を断行。今月には、300