<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年07月12日 (火)ピックアップ@アジア 「上海協力機構10年 強まる中ロの主導権争い」 (冒頭V) 中国とロシア、中央アジア4か国で作る上海協力機構。設立10周年を記念する首脳会議が先月カザフスタンで開かれました。会議では域内の安全保障や経済協力に積極的に取り組むという宣言を採択。そうした中で中ロの主導権争いも激しさを増しています。中国は圧倒的な経済力をテコに中央アジアへの働きかけを強めています。 ▼中国、胡錦涛国家主席ON 「我々はカザフスタンと二国間や上海協力機構の枠内で司法取締りの協力をさらに強化していく。テロや分離主義など3つの悪に対抗するためだ」。 これに対し、安全保障面を重視し、巻き返しを図ろうとするロシア。 ▼ロシア、メドベージェフ大統領ON 「上海協力機構は地域の安全保障と安定への脅威に対抗する効果的な制度を