ニジェールの首都ニアメー(Niamey)の裁判所前に子どもを抱いて座る元奴隷のAdidjatou Mani Koraouさん(2008年4月11日撮影)。(c)AFP/BOUREIMA HAMA 【4月13日 AFP】(4月14日写真追加)ニジェールの元奴隷の女性が、奴隷制を禁止する十分な措置をとっていないとして、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)共同体裁判所でニジェール政府の責任を問う裁判を起こした。裁判所の判断は同国の反奴隷運動の行方に大きな影響を与えそうだ。 訴えを起こしたのはAdidjatou Mani Koraouさん(24)。12歳のときに366ユーロ(約6万円)相当の価格でトゥアレグ(Tuareg)人の奴隷商人に売られ、やがてニジェール中部に住む伝統医療師に5番目の妻として買われたという。7日に始まった審理でKoraouさんは、「買われた」身分であることを夫から常に言い