いまの気持ちをどう表現したらいいのか。怒りと衝撃と深い悲しみと――。人質になっていたジャーナリストの後藤健二さんが殺害されたというニュースが飛び込んできました。人間は、こんなにも残酷になれるものなのか。悲しみは怒りに変わります。冷戦のタガ外れ、民族主義や宗教心が高揚イスラム過激派組織の自称「イスラム国」。世界は、とんでもない化け物を生み出してしまいました。先週金曜日は、東京工業大の後期講
混乱と激戦が続くシリア。4年前の内戦勃発以来、この地で取材を続ける一人の日本人ジャーナリストがいる。日本基督教団田園調布教会の信徒であり、国際ジャーナリストとして活躍する後藤健二さんだ。後藤さんは映像制作会社を経て、1996年に映像通信会社「インディペンデント・プレス」を設立。以来、世界各国の紛争地帯、貧困やエイズなどの問題を抱える地域を取材。その様子を、NHKニュースや各ドキュメンタリー番組、テレビ朝日「報道ステーション」、TBS「ニュース23」などを通して伝えている。近年では、主にシリアに出向き、取材を重ねている。 シリアへの出国を翌日に控えた5月27日、後藤さんにインタビューをする機会を得ることができた。柔和な笑顔で出迎えてくれた後藤さんは、「明日、シリアに行ってきます」とどこか楽しい所にでも旅へ行くかのように告げた。今回の取材は、来月3日に控えたシリア大統領選が主な目的だという。「
イスラム過激派組織「イスラム国」の指導者、バグダディ容疑者がイラクに駐留していたアメリカ軍によって2度にわたって拘束されながら、その後、イラク政府に引き渡され、釈放されていたことがアメリカ政府の元高官の話で明らかになり、アメリカの誤算が過激派の拡大を招いた可能性が出てきています。 これは去年まで、アメリカ国防総省傘下の情報機関、DIA=国防情報局のトップを務めていたフリン前長官がNHKとのインタビューで明らかにしたものです。 このなかで、フリン前長官はイラクに駐留するアメリカ軍が2004年に「イスラム国」の指導者、バグダディ容疑者を拘束し、10か月後に釈放したことについて、「模範的な収容者でアメリカ軍に協力的な姿勢を見せていた。模範的な市民になると期待して釈放した」と述べました。 そのうえで、アメリカ軍は2006年に再びバグダディ容疑者を拘束し、2009年にイラク側に引き渡しましたが、その
ネット上では、#kenjigoto #RIPのハッシュタグを付けて、後藤さんを称えるとともに、動画やオレンジ色の囚人服姿ではなく、後藤さんがジャーナリストとして活動していた頃の画像を掲載するように呼びかけている。 ALEPPO, SYRIA - JANUARY 20: In this file photo, dated as October 24, 2014, Japanese journalist Kenji Goto Jogo, captured by Islamic State of Iraq and Levant (ISIL) and one of two Japanese hostages, is seen in Aleppo, Syria. (Photo by Ahmed Muhammed Ali/Anadolu Agency/Getty Images)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く