精神科病院の患者(右)と話す看護師=徳島県、四国放送提供/※プライバーシー保護のため画像を一部加工しています 去年3月から4月にかけて、日本中を新型コロナウイルスの感染第4波が襲いました。私が取材活動をする徳島県も例外ではありませんでした。 感染力を増した変異株が、県内にある精神科病院に襲い掛かりました。感染者は、患者や医療従事者合わせて96人に上りました。 毎日のように飯泉嘉門知事が記者会見を開き、感染者数や詳細を発表していました。感染者数はどんどん増えていきました。どこまで広がっていくのだろうかと心配はしましたが、病院の特性上、感染を抑えるのは難しいのだろうなとも感じていました。 一方で、会見では「80代の人がお亡くなりになりました」といったように性別すら公開されず、新型コロナウイルスの感染によって亡くなった年齢層と人数だけが発表されることが多くなりました。 もちろん、プライバシー保護