【中国総局】中国国防省の楊宇軍報道官(上級大佐)は29日、日本の領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)について、「中国軍機は関連する空域を法に基づき飛行する自由を有する」と述べたうえ、「日本が中国側の飛行の自由を妨げる行為を停止するよう求める」と語った。 防衛省統合幕僚監部が発表した平成27年度上半期(4~9月)の空自によるスクランブル回数で、中国が国別で最多の231回に達したことを受け、定例記者会見で述べた。 楊氏は、日本周辺で活動する中国軍艦艇、航空機に対する自衛隊の「近距離での追跡、監視、妨害」が、中国軍機などの「安全を脅かしている」と非難した。